I.N.A.、松本裕士氏。後方に見えるのはhideのギター。

hide（X JAPAN、hide with Spread Beaver、zilch）の60歳の誕生日にあたる本日12月13日にhide with Spread Beaverのメンバー・I.N.A.と、hideの実弟である松本裕士氏によるトークイベントが開催された。 【画像】「PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000」福岡会場展示物（他31件） ■ 「hide MUSEUM」とは？ 福岡・博多阪急では12月21日まで特別企画展「PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000」を開催中。「hide MUSEUM」はもともと2000年から2005年までhideの生まれ育った神奈川県横須賀市に存在したhideの記念館で、閉館までにのべ50万人が訪れた。今回の「PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000」は東京、愛知、大阪、そして今回の福岡で行われており、2025年春にはそのファイナルが催される予定だ。 会場内には幼少期からX JAPANのHIDEとして活動するまでの思い出の品をはじめ、hideが実際にステージやミュージックビデオ、フォトセッションで着用した衣装や愛用のギター、書きかけの直筆歌詞、本人の描いたアート、功績の証であるプラチナディスク、ゴールドディスクの受賞品などすべて実物が展示されている。福岡会場では今年5月にhide生誕60周年を記念してリリースされたボックスセット「REPSYCLE～hide 60th Anniversary Special Box～」のジャケットやブックレットの撮影で実際に使用された造形作家・岩倉知伸によるオブジェの初展示、過去開催時より一部衣装やギターの入れ替えがあり、ここでしか見られない展示物が用意された。 ■ 「人生はまだまだ続いていく」 I.N.A.と松本氏はhideの誕生日に展示ブースを訪れ、トークショーを行った。観覧整理券はすべて配布が終わり、観覧エリアに限りがあったため、急遽hideのInstagram公式アカウントでの生中継も実施され、多くのファンが2人のトークを楽しんだ。松本氏はこの展示会の開催理由として、「hideファンの皆さんが集まって和気あいあいと楽しんでもらいたい。hideファンとして胸を張ってhideを好きだと言ってほしいという思いがあり、この展示の機会を作りました」と説明した。 2025年5月2、3日には東京・東京体育館でhide with Spread Beaverのワンマンライブ「hide Memorial Day 2025 hide with Spread Beaver "REPSYCLE" ～Life is still going on!!～」が2DAYS開催される。松本氏は「今の皆さんの体力も含めて、これ以上のライブができるかわからない。“奇跡のライブ”だと思って観ていただければ」と語り、メンバーの高齢化が進み、多くが還暦を迎えている中、貴重な機会になることを強調した。I.N.A.はhideが存命だった頃はhideが屈強な“怪人”と称されるメンバーたちを「無理やりまとめていた」と振り返りつつ、2023年に行った25年ぶりのスプレビのワンマンの際には「メンバーが自発的にまとまって、よりよいものを届けようとする姿勢が強まった」と変化があったことに言及。松本氏も「98年にhideさん不在で行った『Ja,Zoo』のツアーは本当に大変なものでしたけど、あれから25年ぶりのワンマンということで、本当に皆さん自発的に前へ前へと出ていただきました。それがすごく楽しくなって、昨年は本当に素晴らしいライブができたと思いますので、その続きの進化した姿を皆さんにお見せしたいと思っています」と述べた。 なおI.N.A.は公演サブタイトルの「Life is still going on!!」について、「人生はまだまだ続いていくって意味で、『ever free』の歌詞から付けさせてもらいました」と説明。続けて「いろいろありますが、hideさんの人生も続いているし、我々も、Spread Beaverの人生も続いています。スタッフの皆さん、ファンの皆さんの人生も続いていきます。その一瞬の時間をみんなで楽しみましょうというテーマを込めて、やりたいと思っています」とワンマンライブに向けた思いを語った。 ■ 公演情報 □ hide Memorial Day 2025 hide with Spread Beaver "REPSYCLE" ～Life is still going on!!～ 2025年5月2日（金）東京都 東京体育館 2025年5月3日（土・祝）東京都 東京体育館 (c)HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.