「インド買い・中国売り」株取引に巻き戻し-投資家は転換点嗅ぎ取る
キャンドリアムの25億ドル(約3800億円)の新興市場ファンドは「部分的にインドを犠牲にして」中国へのエクスポージャーを高めたと、ポートフォリオマネジャーのビベク・ダワン氏は語った。
マニュライフ・インベストメントのマルチアセットソリューション担当最高投資責任者(CIO)、ネイサン・スフト氏は「中国の動向は、今後12カ月のより堅調な経済環境とリスク資産に対する少し前向きなセンチメントを示唆している」と述べた。
同氏のポートフォリオは中国を小幅なアンダーウエートにしているが、新興国株式へのエクスポージャーを高めるため、同国株を買い増しているという。
バリュエーションの差も魅力だ。MSCIチャイナ指数の1年先予想利益に対する株価収益率(PER)は9.1倍で、先月過去最高を記録したMSCIインド指数のPERより60%割安だ。
原題:Investors Are Unwinding the ‘Buy India, Sell China’ Stocks Trade(抜粋)
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John Cheng, Abhishek Vishnoi, Tania Chen