バイオマス事業を学ぶ 倉敷古城池高の環境学習 互いの地元を紹介/岡山・真庭市、倉敷市
倉敷古城池高校(倉敷市)の生徒たちが6日、岡山県真庭市上河内の真庭バイオマス集積基地第2工場や同市目木のバイオマス発電などで、真庭高校の生徒らの説明を受けながら同市のバイオマス事業について学んだ。 【写真】バイオマス発電の様子を見て回る倉敷古城池高校の生徒ら
倉敷古城池高は環境学習の一環として2021年から真庭観光局が主催する「真庭SDGsバイオマスツアー」に参加しており、今回で3回目。今年は両校で取り組まれている「地域ガイド活動」の発展と親睦を深めるのを狙いに「真庭バイオマスツアー&水島コンビナートクルーズガイド」を初めて開催し、高校生たちが互いに地元を紹介していく企画となっている。
この日は倉敷古城池高1~3年約20人が参加。真庭観光局と真庭高校が連携して育成したツアーガイド「真庭バイオマスマイスター」の認定を受けた経営ビジネス科3年生がガイド補助役、各施設の職員が案内役を務めた。参加者は市内の山で切り捨てられる木材を粉砕して燃料にする過程や支払った燃料代が地元に還元する仕組みについて理解を深めた。
倉敷古城池高2年生の並木凜さん(16)と板谷和香さん(16)は「地域が連携して利益を生めるような効率の良い仕組みがすごいと思った」などと話していた。
9日は、真庭高校の生徒が倉敷市の水島地域を訪ね、コンビナートクルーズを体験するほか、環境学習センターや市街地を見学した。
津山朝日新聞社