ユニーク鶴首カボチャ大量に
愛知県豊橋市飯村南の加藤さん宅で
愛知県豊橋市飯村南の住宅の裏庭に、ユニークな形のカボチャ「鶴首カボチャ」が大量に実を付けた。面白いのは、栽培したのではなく、捨てたと思われる種が成長したことだ。 薄オレンジ色の皮でヘチマのような形の鶴首カボチャは、日本カボチャの一種。果物のように糖度が高く、古くから県内では栽培されているが、スーパーなどではあまり売られていない。この家の加藤せつ子さんは、7年前に知人から種をもらい、自宅横にあった畑で栽培していたという。今年は植えなかったのだが、6月頃、畑から離れた裏庭で葉が出ているのを発見した。そこは野菜くずを廃棄していた場所。混ざっていた種が発芽したらしい。 放っておいたら片手では握れないほど太い根元から四方に何㍍もつるを伸ばしていた。数日前に30~40㌢の実を十数本収穫したが、まだまだ大小の実がたくさんつるに付いている。「食べてみたが甘くておいしかった。水も肥料もやらなかったのに、畑で育てた時よりも立派に成長していた。猛暑でよく頑張った」と加藤さん。近隣や知人にお裾分けするという。
東愛知新聞社