韓国海軍初、女性深海潜水士…12週間の訓練「毎日が限界を試されているようだった」
【09月06日 KOREA WAVE】韓国海軍で初の女性深海潜水士が誕生した。ムン・ヒウ大尉は海難救助基本課程を修了し、女性として初めて深海潜水士の徽章を受け取った。 ムン大尉は体育学と海洋学を専攻し、学士士官候補生として海軍に入隊。大邱(テグ)級護衛艦の航海士や海軍教育司令部の軍需計画担当として勤務し、安全と災害対応に従事していた。 ムン大尉は大学時代からスキューバダイビングなどに親しみ、ダイビングや人命救助の資格を取得。事故現場で国民の命を守る深海潜水士に憧れを抱いていた。 彼女は「挑戦せずに諦めるのは軍人ではない」との信念で志願し、課程入校前には髪を約1センチに刈り込み「決して途中で諦めず、やり遂げる」との覚悟を示した。 12週間に及ぶ訓練について「毎日が限界を試されているようだった」と振り返る。ムン大尉は「特にゴムボート運用訓練での協力が印象に残っており、長距離海泳中の甘じょっぱいチョコレートパンの味が忘れられない」と語った。 ムン大尉は訓練を受けた最年長者で「回復の遅さに苦労した」と明かしつつも、世界最高水準の能力を有する海難救助部隊の一員になったことに誇りを感じていると語った。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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