毎日たった30分歩くことで得られる効果とは?海外専門家が解説
消化が良くなる
消化器系の働きを促進させるためにコーヒーを飲んでいる人は、その代わりに朝のウォーキングを始めてみよう。 アメリカの癌治療センター(Cancer Treatment Centers of America)の理学療法士、タラ・アライカミー氏によると、定期的なウォーキングを習慣にすれば便秘が大幅に改善されるという。 「腹部の手術を行った患者が最初にしなければならないことのひとつは歩くことです。これは、体幹と腹筋を利用して消化器系の働きを促進するためです」
安眠効果がある
周知の通り、定期的に運動すれば夜に安眠できるようになる。それは、睡眠によって自然にメラトニンという睡眠ホルモンの効果を高めるから。 『スリープ(Sleep)』が2019年に行なった研究では、軽度から中等度の強度で運動を行なっている閉経後の女性は、座っていることが多い女性よりも夜によく眠れるという結果が出た。また、ウォーキングは睡眠障害の原因となる痛みやストレスを軽減する効果もある。