【闘病】肩・関節の痛みの正体がまさか難病だったとは…《ANCA関連血管炎》
Riykoさん(仮称)が抱える「ANCA関連血管炎」は、外見だけでは他者からわかりません。症状の一つに疲れやすさがありますが、それを怠けているだけと捉えられてしまうことも少なくないそうです。 【イラスト解説】「膠原病」の症状・原因についても解説 そんな病を患うRiykoさんが病院を受診したきっかけから、病気とどのように向き合ってきたのかなど、これまでのことを話してもらいました。 ※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2022年5月取材。
リウマチの薬では快方せず、腎臓内科を受診
編集部: 病気が判明した経緯について教えてください。 Riykoさん: 2020年の夏前に、腕を上げられないほどの肩の痛みがありました。祖母がリウマチ持ちだったので、自分もそうなんじゃないかと思い整形外科、リウマチ科のある病院へ行きました。血液検査やレントゲン撮影をして、その時はリウマチと診断されました。 編集部: すぐには正しい病気に行き着かなかったのですね。 Riykoさん: はい。それから3か月ほど服薬でリウマチの治療をしていましたが、関節の痛みはなかなか引かず、10月頃にはクレアチニンが1.28mg/dLまで上がってしまいました。 その結果、腎臓内科で診てもらった方がいいとのことで、近くの腎臓内科を受診したところ、すぐに大きな病院で診てもらうよう紹介状を書いてもらい、10月末に県内の病院を受診しました。 すぐ入院が必要とのことで11月に入院をし、検査の結果、「ANCA関連血管炎」、またそれによる「抗糸球体基底膜腎炎」「間質性肺炎」の診断を受けました。 編集部: ANCA関連血管炎、抗糸球体基底膜腎炎、間質性肺炎はそれぞれどのような症状があるのか教えてください。 Riykoさん: 指先の痛み、疲れやすさ、皮膚のかゆみ、頭痛、浮腫が酷かったです。ANCA関連血管炎による炎症からの腎機能低下、間質性肺炎なので、どれがどの症状というのかはわからないですが、すぐに息切れをするため階段などはとても苦しくなります。 疲れやすいせいか、仕事がハードな日は夕方から動けないくらいだるくなります。