BMW Z4のグランドフィナーレ 8速ATを6速MTに変更した「Z4 エディション ピュア インパルス」欲しい!
8速オートマチックトランスミッションは、バイエルンのモデルポートフォリオでさまざまな形で使用されている回転数の高い3リッターターボとの相性が抜群だからである。しかし、特に全長4.32メートルの「Z4」のようなピュアなロードスターでは、週末に田舎道を走るのにマニュアルギアボックスは魅力的だ。 かつてのように、純粋で、飾り気のない、そしてできればファブリックルーフを開けたままのドライビング。そのため、時速50km弱でボタンを押すだけでルーフが開き、足で蹴って手で押すだけで3速ギアが入る。オーストリアのアルプスのルートはカーブだらけで、マニュアル「Z4」はここで輝く。
印象的なトルク、最高速度250km/h
タイトなカーブでは2速が使われ、そうでなければ3速か4速が使われる。このトルクは1600~4500rpmの間、つまり実際のドライビングプロファイルのほぼ全域で常に発揮される。停止状態から4.6秒で100km/hに達し、最高速度は250km/hに達する。
オープントップの「Z4」がこれまで以上に賑やかなサウンドを奏でるのは楽しいし、音も良いからだ。これによってオープントップの2シーターが速くなるわけではないが、バイエルン製のロードスターを運転したいという欲求はカーブを曲がるたびに高まる。もちろん、オートマチックのほうが運転はゆったりしているし、混雑したボルツァーノを抜けて午後の渋滞に入ると、クラッチをつないだり切ったりするのが煩わしい。
天候は悪化し、タイトなファブリックルーフは閉じられたが、それでもドライビングの醍醐味は少しも衰えない。「BMW Z4」はなんというドライビングマシンなのだろう。特に直6であり、マニュアルトランスミッションであるため、濡れた峠道を越えるときは常に楔を打ち込んでくれる。フロントに19インチタイヤ、リアアクスルに20インチタイヤを装着し、電子制御ショックアブソーバーを備えたアダプティブサスペンションとディファレンシャルロックを装備しても、この点は変わらない。