2025年に流行の兆し【ネオ和食】とは?“カロパ”も叶える“せいろ蒸し”料理が爆発ブームの予感[栄養士解説]
腸活にいい発酵食品や干し野菜も「ネオ和食」の注目食材
ほかにも『DELISH KITCHEN』内では「腸活」の検索ボリュームが増加していて、中でも「切り干し大根」や「発酵食品」が注目食材とのこと。「ネオ和食」のキーワード食材として、今後さらに注目度が高まりそうです。
切り干し大根は定番の煮物だけでなく、旨みを出汁として利用できる鍋やヨーグルトで戻してサラダに活用するなど、活用方法もバリエーションが広がっています。栄養面では、切り干し大根のみならず、「干し野菜」には野菜に含まれる食物繊維、カルシウムや鉄などのミネラル、ビタミンDやビタミンB群が凝縮され、栄養価が増す利点があります。また、干すことでアミラーゼ酵素が活性化し、でんぷんを分解して糖を作り出すため、甘みもアップします。 また、日本には味噌、醤油、酢、納豆、漬物、麹、甘酒など独自の発酵食品が数多くある“発酵食大国”です。発酵食品には、栄養成分が体内に吸収されやすい、腸内環境を整える、ストレスや生活習慣病を防ぐ健康調整機能の向上などのメリットがあり、免疫力アップや健康維持に役立ちます。みなさんも取り入れやすい方法で、3食のうち1食は発酵食品を食べるようにしてはいかがでしょうか。
まとめ
インバウンド需要も追い風となり、日本の和食や伝統食が注目を浴びそうな2025年。「ネオ和食」の注目食材を上手に食卓に取り入れて、健康的な新年を過ごしください。
野村ゆき