2025年に流行の兆し【ネオ和食】とは?“カロパ”も叶える“せいろ蒸し”料理が爆発ブームの予感[栄養士解説]
2025年はどんな食べ物が流行するの?
進化系クロワッサンの「クルンジ」や、ギリシャの伝統的な水切り製法で作られたヨーグルト「グリークヨーグルト」、「ライスペーパー」を使ったレシピなど……次々と生まれる食のトレンド。 【画像】こりゃ、やってみたくなる…!! 意外と簡単な《せいろの使い方》や必要アイテムをチェック!(19枚) 2024年11月末、エブリー(東京都港区)が運営するレシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」が、ユーザーのレシピ検索傾向や公式SNSのヒット投稿傾向などを徹底分析し、2025年の食の流行予測と2024年の「食トレンドランキング」TOP5を発表しました。そのなかで、2025年の食の流行予測として3つのキーワード「ネオ和食」「ハイブリット食感」「ドバイチョコ○○」が挙げられています。この記事では「ネオ和食」にスポットをあてて、少し掘り下げてみたいと思います。
2025年の食の流行予測ワード「ネオ和食」とは?
近年のインバウンド需要の高まりに加えて、2025年は大阪・関西万博の開催も予定されています。世界中から日本に注目が集まる中、伝統的な食材や調理方法が再評価され、現代の生活に取り入れやすい形にアレンジした「ネオ和食」の人気が高まると予測されています。
カロパも叶える!せいろ蒸しが爆発的ブームに?
「ネオ和食」の具体例として、SNSがきっかけで「せいろ」を使った料理が注目を集めています。「せいろ蒸し」で検索してみると、定番の野菜蒸しだけではなく、すき焼きのせいろ蒸し、パンとゆで卵やウインナーを一緒に蒸した朝食せいろなど、バラエティ豊かなレシピがネット上にあふれ、人気の高さをうかがい知ることができます。せいろ蒸しの利点としては、以下のポイントが挙げられます。 ・専用家電を買い足す必要がない。杉や竹などで作られた本格的な「せいろ」が生活雑貨店やネット通販などで手に入る。 ・「せいろ」を重ねて蒸すことで、ごはんやパンなどの主食と、肉や魚などの主菜、野菜などの副菜を、ほったらかしで一気に同時調理できる。 ・冷蔵庫や冷凍庫にある野菜、魚やお肉、パンや冷やご飯など、どんな食材でも10分ほど蒸すだけのカンタン調理! ・肉の余分な脂を落としつつも、野菜のビタミンなどの栄養を逃さない「蒸す」調理法で、食材の旨みが引き出され、おいしくヘルシーに仕上がる。 ・岩塩や黒コショウ、オリーブ油、塩麹、ポン酢、レモン、醤油、ごま油など、調味の工夫で味変を無限大に楽しめて食べ飽きない。 ・蒸し上がったら、せいろごと食卓に出せて、洗いものが減る。 献立を考える手間が省け、時短調理が可能。ヘルシーでおいしいことに加えて、そのまま食卓に出してもおしゃれなこと、蒸し上がったときの湯気がごちそう感を演出してくれる点も魅力と言えそう。総合的にコスパとタイパが良い道具&調理法として「せいろ」「せいろ蒸し」が見直されているようです。また、最近では「カロパ」という言葉も注目されています。「カロパ」とは、カロリーパフォーマンスのことで、カロパ料理とは、カロリーを抑えながらもおいしさ、栄養、満足感を満たす料理のこと。せいろ蒸しは、カロパも叶える調理方法といえるでしょう。