「ドラマよりカニ…」紫式部の父親役・岸谷五朗さんが越前国府大使に
NHK大河ドラマ「光る君へ」に出演する俳優の岸谷五朗さんが18日、福井県越前市の「越前国府 千年のときをつむぐ大使(略称・越前国府大使)」に就任した。越前国の中心だった国府の文化や越前和紙など、市の魅力の発信役を担う。 【写真】越前和紙製の「大使」の委嘱状を受け取った岸谷五朗さん=2024年11月18日、福井県越前市高瀬2丁目、永井啓子撮影 岸谷さんは、主人公まひろ(紫式部)の父で、越前国司を務めた藤原為時を演じている。同市の「しきぶきぶんミュージアム」であった委嘱セレモニーで「あぁ帰ってきてるなという気分。ゆっくり歩いてみたい」と話した。 また、越前国府の場所を特定するための発掘調査に触れ、「全部が掘り当てられたら、平安時代の(映像)作品の美術にすごく参考になる」と役者ならではの目線で期待を寄せた。さらに「17日は(「光る君へ」の)大事なオンエアを見なきゃいけないのに、越前ガニに負けて、お店でカニをバキッとやっていた」と語り、観客の笑いを誘った。(永井啓子)
朝日新聞社