宮根誠司アナ、小倉智昭さんを「意識せざるを得なかった」と振り返る とくダネ!も「毎朝、拝見していました」
日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)が10日に放送され、キャスターの小倉智昭(おぐら・ともあき)さんが亡くなったことを伝えた。 【写真】小倉智昭氏、亡くなる半年前の元気な姿「相変わらずの小倉節は絶好調」 小倉さんは9日に膀胱がんのため死去。77歳だった。この日の「ミヤネ屋」では、冒頭から約25分にわたって特集し、司会の宮根誠司アナウンサーも小倉さんについて語った。 最後に会ったのは、今年6月の「Mr.サンデー」(日曜・午後10時)だという。「小倉さんというと、毒舌と言われますけど、やっぱり僕らは、小倉さんのテクニックというか…すごいなと思うのは、こんなに軽妙に的確に、そして完結にしゃべれるんだって。大先輩の小倉さんは意識せざるを得なかったですね。毎朝、『とくダネ!』を拝見していましたね」と話した。 宮根アナと小倉さんは、2011年2月にフジテレビで放送された東京マラソンの司会を2人で務め、これが“初共演”だった。宮根アナは「初めて会うときは、近寄りがたいし、先輩だし、ちょっと怖いのかなって思うんですけど、すごくフランクに優しく接してくださって。何を言ってもフォローしてくださるし」。後日、「俺のラジオに来て」と言われて、ニッポン放送の小倉さんの番組に宮根アナが出演したという。「『僕、何をしゃべったらいいですか?』って聞いたら『来てくれるだけでいいので』って。行ったら、スタジオのホワイトボードに30項目くらい、いろんな言葉が書いてあって。その時の時事ネタも含めてだと思うんですけど。この中でしゃべりたいのをしゃべろ、君が、って。僕がこれでと選んで、ずっとフリートークをしたのを覚えてます」と振り返る。「その時の小倉さんのアドリブ力と知識の深さ。なんでもいけるっていう」と回顧した。 小倉さんの具体的なテクニックについては「我々がすごいなと思うのは、センテンスが短いんですよ。センテンスが短くて、パンパンパン!って文章を重ねていく。小倉さんすごいなと思って見ていました」と話し、同業者として尊敬していた。
報知新聞社