「夫婦げんかをしない人」はどう回避しているの?疲れ損の夫婦げんかを避けるには【既婚女性に聞いた】
硬直した心を「和らげる」
硬直した心をほぐす習慣に関する回答です。 「猫を飼っているので、猫をだっこすることでおさまる」(51歳/主婦) 「喧嘩をすると自分のレベルが下がると言い聞かせている」(41歳/主婦) ペット、スイーツ、好きな芸能人の動画……などなど、ネガティブな感情を中和する「何か」は、人それぞれ。「イラっとしても、“アレ”でなんとかなる」という安心感になりそう。
相手の売り言葉を「買わない」
続いて、先に夫が不機嫌になったときのけんか回避策です。 「右から左に聞き流し、相手にしない。怒り出したらとりあえず離れる」(51歳/主婦) 「小さい不満なら受け流すようにしている」(36歳/主婦) 夫婦は、距離感が近いゆえに、相手のネガティブな感情の影響を受けやすい関係です。回答者は、相手の怒りに反応しないよう、距離を置いたり、受け流したりして、怒りの応酬を防いでいました。
イライラを「変換する」
夫婦間に不穏な空気が漂ってきたら、イライラを別の感情に転換するという策です。 「最初の数回は冗談っぽく笑えるように話をしています」(41歳/主婦) 「“自分も完璧じゃないもんな”と自戒します」(36歳/主婦) 張り詰めた空気を緩和する「一言」を投げかけたり、「お互い様」と自戒したり。2人ともこれができたら、穏やかな時間が長く続きそうですね。
相手から「離れる」
相手が怒っているときには、別の部屋で過ごしたり、外に出るなどして、怒りの冷却を待つ方法も。 「機嫌が悪そうなときはそっとしている」(43歳/主婦) 「とりあえず離れる」(42歳/主婦) 夫サイドからも「距離を置く」という声が一定数ありました。相手の機嫌の「天気予報」ができれば、有効な策かもしれません。ただ、相手が対話を求めているときには「なぜ、ちゃんと向き合わないのか」という別の不満につながる可能性もあるので、注意も必要です。
普段から考えを「すり合わせる」
日常的なコミュニケーションがけんかの抑止力になっている、という声です。 「普段から自分の思っていることなど、ささいなことでも話をしてお互いコミュニケーションをとること」(43歳/主婦) 「話をしているときに、まず相手の話を聞いてから、自分の意見を伝えるようにしています」(47歳/主婦) 互いの「今」をよく知り合うことで、相手にとって何が不快なのか、何を求めているのかが可視化されていきます。互いに「されてイヤなことはしない」という暗黙知ができあがっていくと、けんかの頻度を下げることができそうです。