「弱者の烙印を押された」森保ジャパンに7失点惨敗の中国 地元メディアが予選に強い危機感「どのチームに勝てるのか?」
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の初戦、日本対中国の試合が9月5日に行われ、日本が7-0で大勝を飾った。戦前より優位が予想されていた日本が前後半を通じて猛攻を繰り広げ、中国を圧倒。ホームで好スタートを切った。 【動画】大ピンチで連発したビッグセーブ! 鈴木彩艶の好守シーンをチェック 12分、コーナーキックから遠藤航がヘディングで押し込み先制点を奪うと、前半終了間際には三笘薫も堂安律からのクロスを頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。2-0で折り返した日本は後半、南野拓実が立て続けに2点を挙げ、さらに途中出場の伊東純也、前田大然もシュートを決めこれで6-0。そして後半アディショナルタイムには中国がゴール前を固める中、ボールを受けた久保建英が豪快に左足で蹴り込み、日本に7点目が入った。 ホームの日本が驚異的な得点力をみせつけ中国を下し、勝ち点3を獲得。初戦の重圧をものともしない日本選手の躍動ばかりが目立つゲームとなった。一方、敗れた中国は格上の日本に対し守備に重点を置いて挑んだものの、予想以上の大差がつくことに。この結果を受け、国内メディアからははやくも、2戦目以降の戦いを不安視する声が伝えられている。 ポータルサイト『捜狐』では、この日の中国の戦いを振り返っており、「前半で0-2とリードされ、後半にさらに5失点。試合全体でシュートはわずか1本、日本のペナルティエリア内でのボールタッチもほとんど無かった」と試合内容をレポート。さらに、「その結果、中国は0-7の大敗を喫し、屈辱的な記録を更新。これにより、中国代表は弱者と見なされる烙印を押されることとなった」と報じた。 さらに、「アジアのトップチームを相手に負けること自体はあり得るが、これほどまでの惨敗は受け入れがたいものだ」と敗戦の印象を綴っており、その上で、「国内メディアの予想によれば、中国代表が理想的なシナリオとして考えていたのは、バーレーンやインドネシアと4位争いをすることだった。しかし今となっては、バーレーンやインドネシアは中国と同じグループに入ったことを喜んでいるかもしれない」と指摘。 同メディアは、「果たして、中国代表は最終的にグループで何位になるのか?また、どのチームに勝つことができるのだろうか?」とこの先を見通し危機感を募らせている。 最終予選第1節を終え、勝利した日本は得失点差によりC組首位に立ち、大量失点を喫した中国は6か国中、最下位に沈んでいる。まさに両国で明暗が分かれたこの結果が今後、それぞれにとってどのような影響を及ぼすことになるのだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]