【坂上明大の重賞血統査定】京都大賞典の注目馬5頭を血統診断! 末脚の伸びに優れた配合馬を狙え
配合コンサルタントとして活躍する坂上明大氏が重賞の血統傾向を徹底分析する秋の新企画。出走予定馬の適性を査定し、好走馬をあぶり出す。今週は日曜の2重賞で注目すべき馬の血統を解説。京都大賞典はこの5頭! 【評価は★5つが満点】 ※適性評価=血統を中心に馬体や走法などから今回の条件との適性マッチ度を評価 ※素質評価=血統、馬体、走法などから素質の高さを相対的に評価
<京都大賞典の血統傾向>
過去10年の京都大賞典(阪神開催を除く)ではディープインパクト産駒が5勝。さらに、2020年は母父ディープインパクトのキセキが2着、昨年は父父ディープインパクトのディープボンドが3着と、ディープインパクト内包馬の活躍がとにかく目立つGⅡ競走です。京都外回りコースの芝2400メートル戦という日本の主流コースだけに、日本馬らしい末脚の伸びに優れた血統馬を狙うのが京都大賞典のセオリーでしょう。
サトノグランツ
母チェリーコレクトは伊1000ギニー、伊オークスを制した2冠牝馬で、繁殖牝馬としてもダノングレース(19年福島牝馬S3着)、ダイアナブライト(21年クイーン賞=船橋)、ワーケア(19年ホープフルS3着)など堅実な活躍馬を次々に輩出する優秀な繁殖牝馬です。本馬はディープインパクト系であり、自身も18年優勝馬でもあるサトノダイヤモンドの産駒。末脚に優れた芝中長距離馬を育成することがうまい友道厩舎でもあり、京都大賞典の舞台はピッタリの一頭です。 適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★