鍋が恋しいこの季節…北海道を代表する郷土料理に新機軸!?あなたの知らない「石狩鍋の世界」
(マチの人)「作り方が分からないのと、店で食べるイメージ。家庭的な感じがしない」 (マチの人)「難しそうなのと、味の正解がよく分からないです」 少し影が薄い?石狩鍋を巡って、実はいま面白い動きが起きています。
”石狩シャケナベイベー”に込められた熱~い思い
(石狩シェアハピシティ計画 河田寛史さん)「石狩鍋には何が入っていますか?」 (小学生)「サケ!」 石狩市に住む河田寛史さんは、地域を盛り上げようという団体を結成・活動しています。 一番力をいれているのが「石狩鍋」です!
(石狩シェアハピシティ計画 河田寛史さん)「いろんな鍋があるので、その中で石狩鍋を選びますかとなったときに、選ばれないというのがある。みなさんに選ばれる石狩鍋を作ったらいいんじゃないかと思って、新しい石狩鍋を作りました」 この日は地元の小・中学生や技能実習生と「新しい石狩鍋」を作るというのです。
そう!新しい石狩鍋のカギを握るのは石狩特産のミニトマト! 見た目も色鮮やかな令和の石狩鍋…とも言うべき、その名もー 「石狩シャケナベイベー」です! そこには、河田さんの並々ならぬある思いがこもっています。
(石狩シェアハピシティ計画 河田寛史さん)「若い人が食べていないということは、当然20年30年すると誰も食べなくなるのかなと思う。まずは若い人たちの味覚に合うような石狩鍋を提供できないかというところで、アレンジ石狩鍋・石狩シャケナベイベーのレシピづくりから始めた」 (小学生)「おいしい。今まで作った中で一番おいしいかも」 (技能実習生)「おいしいです。もう一回作ります!」 河田さんの狙いは当たったようです。 若い世代に「石狩鍋」を広めたい。 熱い思いを胸に秘める河田さんに、千載一遇の好機が到来しました。
日本文化を専攻している東京の大学生たちが、授業の一環で石狩を訪ねてきたのです。 もちろん、石狩鍋発祥のあの店にもご案内。 (石狩シェアハピシティ計画 河田寛史さん)「建物自体も日本遺産に登録されている。そこで食べられるのはなかなかない。ぜひ堪能していってください」