最寄りの避難場所を道順とともに案内 三重県の防災アプリ 全国のハザード情報も
12日から運用が始まった防災アプリ=三重県(三重テレビ放送)
南海トラフを震源とする巨大地震や風水害などに備え、三重県は位置情報をもとに避難に関する情報を発信する、スマートフォン向けの独自の防災アプリを開発し、12日から運用をスタートしました。 三重県では本年度、県独自の防災アプリ開発に取り組み、一見知事が会見で12日からの運用を発表しました。 三重県の公式防災アプリ「みえ防災ナビ」は災害発生時、スマートフォンの位置情報をもとに最寄りの避難場所を道順とともに発信・案内し、避難を支援します。 三重県だけでなく全国の避難場所やハザード情報を収録しているということです。 また、災害に備え、事前に避難計画を登録することもできるほか、土砂災害の危険度や河川の水位情報などもまとめて確認できます。 三重県によりますと、独自の防災アプリの開発・運用は都道府県レベルでは東海3県初で、外国人への避難を呼びかけるため日本語のほか8つの言語にも対応しているということです。 一見知事は「備蓄品についてもアプリに登録できる。日頃から災害に備えてほしい」と多くの県民に活用してもらいたいとアプリのダウンロードを呼びかけています。