竜王戦第6局、桜がテーマの室内から錦江湾を一望…指宿白水館の副支配人「全力を出し切ってほしい」
将棋の最高棋戦で、藤井聡太竜王(22)(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)に佐々木勇気八段(30)が挑む第37期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の第6局が11日、鹿児島県指宿市の指宿白水館で始まり、佐々木八段が定刻の午後6時、73手目を封じて1日目を終えた。 【写真】鹿児島空港に到着し、贈られた花束を手に記念撮影に応じる藤井聡太竜王と佐々木勇気八段
対局は最上階の「離宮 和室」で行われ、桜がテーマの室内からは錦江湾を一望できる。午前9時に始まり、読売新聞西部本社の増田雅己社長らが初手に立ち会った。
指宿白水館の田川満洋・副支配人は「鹿児島らしい食や気候、風景を楽しんでもらいながら、全力を出し切ってほしい」と話した。
日本将棋連盟さつま支部の会員で、鹿児島市の会社員(30)は「どちらが勝ってもおかしくない攻防が続いており、熱戦が地元で繰り広げられうれしい」と語った。