いきものがかり×SUPER BEAVER「三ツ矢140th SPECIAL LIVE」で念願の対バン実現 熱いパフォーマンスで会場を盛り上げる<ライブレポート>
9月11日(水)に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で「~一緒なら、もっと楽しい!~三ツ矢140th SPECIAL LIVE」が開催され、いきものがかりとSUPER BEAVERが出演した。WEBザテレビジョンではイベントの模様をリポートする。 【写真】熱いパフォーマンスで、会場を盛り上げるいきものがかり ■いきものがかり×SUPER BEAVERの対バンが実現 同イベントは、アサヒ飲料株式会社の「三ツ矢」ブランドが、2024年に生誕140周年を迎えた記念を盛り上げるべく開催されたライブ。「三ツ矢」ブランドのテーマソングを手掛けるいきものがかりが、SUPERBEAVERに出演をオファーしたことで対バンが実現。さらに、当日は広告キャラクターを務める横浜流星のコメント映像も放映された。 会場では、キャンペーンの抽選で当選したファンが参加し、また、イベントの模様はオンラインで生配信され、27万超えの総視聴数となり、Xでは『#三ツ矢140周年』というハッシュタグがトレンド1位を獲得する盛り上がりとなった。 ■渋谷龍太「意志を持った140周年おめでとうございます」 ライブのトップを飾ったのはSUPER BEAVER。会場が暗転すると、彼らの定番SEがかかり、会場には拍手が鳴り響く。そして、柳沢亮太(Gt)、上杉研太(Ba)、藤原“36才”広明(Dr)が登場し、最後に、渋谷龍太(Vo)がステージに姿を現すと、大きな歓声が上がった。 「三ツ矢サイダー、140周年おめでとうございます。そして、いきものがかり、呼んでくれてありがとうございます。来てくださったあなた、ありがとうございます。トップバッターバッチっとやらせていいただきます」という感謝の気持ちと意気込みを渋谷が口にし、ライブがスタート。 1曲目に、映画「東京リベンジャーズ」(2021年公開)の主題歌に起用された『名前を呼ぶよ』を披露し会場を一気に熱くさせると、続けて、渋谷が「愛すべきあなたのお手を拝借!」と投げかけ『美しい日』が。<誰かにとって~>と渋谷の力強い歌声を合図に、手拍子が鳴り、メンバー4人と観客の歌声が響き、会場はさらなる一体感を見せる。 MCでは「改めまして、我々がレペゼン・ジャパニーズ・ポップ・ミュージック、フロム・トーキョー、ジャパン!ライブハウスから来ましたSUPER BEAVERです!宜しくお願いします」とあいさつをし、さらに、「“一緒なら、もっと楽しい”めちゃくちゃ共感できます。でも、我々は一緒じゃなきゃ楽しくないです。最高の一日を一緒に作りましょう」と伝え、同イベント出演をオファーした先輩・いきものがかりに向け「おそらく20年以上の付き合いで、お世話をしてもらってる敬愛する先輩に心を込めて…」と、2024年2月に発売された、いきものがかりのトリビュートアルバム「いきものがかりmeets」でSUPER BEAVERが担当した『コイスルオトメ』をパフォーマンス。同イベントだからこそといえる楽曲披露に観客から大きな拍手が。 そして、「ライブハウス準備はいいですか?どんどんやりましょう!」と煽り、柳沢の印象的なギター音とコーラスを合図に『ひたむき』が始まると、楽しそうなメンバーの表情や、手をあげて気持ちを伝えようとする観客の姿で会場は一気に熱を帯び、続けて、披露された『切望』では<僕は笑顔の 渦を作りたい 巻き込んで笑いたい><巻き込まれて笑いたい>と、観客とコール&レスポンスする姿が、まさに<気持ちの往来>を体現していた。 5曲が終わり、渋谷が「改めて、140周年おめでとうございます。140年続けるのは意外とできます。ただ、難しいのが、140年意志を持って続けるということ。意志を持って続けた140周年にはこれほどの重みがあるのかと、今日ここに立って実感しています。だからこそ、140周年おめでとうございますではなく、意志を持った140周年おめでとうございます」と話すと、会場からは拍手が。そして、「ラスト2曲です。思いっきりやりませんか?いきものがかり先輩にバトンを渡すのはまだ悔しいけど、あと2曲、全力でやりましょう!今日来てるあなたに、配信を見てくれてるあなたに、どうしても言わなきゃいけないことがある。しっかりと受け止めてくださいね」<愛してる~>と『アイラヴユー』を披露。楽曲の途中では、渋谷が上手に移動すると、柳沢と上杉がセンターに集まり、目を合わせて楽しそうにギターとベースを弾き、さらに、観客を煽る場面が。そんなステージをドラムを叩きながら、楽しそうに見る藤原の姿も印象的だった。 SUPER BEAVERから最大の“アイラヴユー”を受け取った会場は、どんどん熱さと愛に包まれ、「残すところあと1曲。あなたがいたからこそ成り立っているという自覚をもって、この場所にいてくれてると思うから全力で音楽やれています。この先もあなたと音楽したいなと思える素敵な40分を過ごすことができました。音楽しましょう!」と渋谷が伝え、最後の楽曲『小さな革命』を演奏。<小さな革命を 胸の内を明かす勇気>とサビに入ると、赤い照明から白い照明へ変わり、メンバーと観客が最後に全力で音楽をし、“当事者”でいる様子が伝わった。歌詞が終わり、柳沢、上杉、藤原の楽器の音が鳴り響く中で、渋谷が「ありがとうございました!最高に楽しかったです。改めて、140周年おめでとうございます。いきものがかりも誘ってくれてありがとうございます。最後まで楽しんで帰ってね!お世話になりました」と笑顔を見せ、ライブを締めくくった。 ■水野良樹「“一緒なら、もっと楽しい”ということで最後まで楽しんでください」 SUPER BEAVERからバトンを受け取り、満を持していきものがかりが登場すると、会場からは大きな拍手と歓声が上がる。そして、「SUPER BEAVER、熱すぎない?正直なこと言うと、今すごいハードルあがった…(笑)。でも、今日はSUPER BEAVERのファンもいきものがかりのファンも、配信見ている方も、初めての方もいると思います。“一緒なら、もっと楽しい”ということで最後まで楽しんでください。そして、今日は、SUPER BEAVERが素晴らしいライブをしてくれたから、感謝を込めて、ストレートにJ-POPをお送りしたいと思います」という水野良樹のあいさつからライブがスタート。 1曲目の『ありがとう』のイントロが鳴ると、会場からはさらなる歓声が。吉岡聖恵の力強くも優しい歌声が披露されると、会場は一気に優しい空気に。しかし、曲が終わると、アップテンポなドラムの音が響き、吉岡が「今日ここに集まったみなさん、“一緒なら、もっと楽しい”ここから盛り上がってくれるかな?」と会場全体を煽ると、『気まぐれロマンティック』が。<ダーリン ダーリン 心の扉を壊してよ>とのサビに突入すると、今までの優しい空気が一転し、ジャンプをしたり、曲の振りを踊ったりする観客の姿で明るくも熱い空気に。そんな様子を見て、水野と吉岡が笑顔も見せた。 「みなさん、改めまして、こんばんは。初めまして。いきものがかりです!めっちゃ元気だね!今日は、三ツ矢140th SPECIAL LIVE、呼んでくれてありがとうございます、来てくれてありがとうございます」と吉岡が笑顔で話し、さらに、水野が「(SUPER BEAVERの)渋谷さんのさ、三ツ矢140周年に対する熱さすごくない?いや、うちらがCMソングやってるのよ、その熱さに負けちゃいけないなと思って。改めて、三ツ矢140周年おめでとうございます!」とお祝いの言葉を口に。 続けて、「ここから、盛り上がりの曲を集めました。次の曲は三ツ矢に合うと思うんだよな、てか、CMで流れてると思うんだよな。青い感じで行けますか?4曲ついてこれますか?いきましょう!」と水野が呼びかけると、「三ツ矢」ブランドのテーマソング『青のなかで』を披露。続けて、『キミがいる』『ブルーバード』を吉岡が力強い歌声でパフォーマンス。5曲目となる、『じょいふる』では、吉岡が「みんなタオル振って!本気を見せて!」と叫ぶと、会場ではさまざまなタオルが回り、また、吉岡が観客から借りたタオルを持ち、ステージを楽しそうに歌いながら駆け回る場面も。そして、大サビ前では、「羽田、まだまだいけますか?じょいふるのサビ、一緒に歌える?カモン!」という吉岡の声を合図に、<JOYと JOYと JOYと YOUきなベイベー JOYと JOYと JOYと HAPPYなSayイェー>と観客が歌いながら楽しそうにタオルを回す光景は圧巻で、今日一番の盛り上がりを見せた。 「みなさん、熱くて温かくて最高です!ありがとうございます」吉岡が話し、水野が「SUPER BEAVERとの対バンは僕らにとっても非常に念願で、今回そういう機会を三ツ矢140th SPECIAL LIVEでいただけたことをうれしく思ってます。素敵な時間を共有してくれてありがとうございます。僕らの“meets”というアルバムに、SUPER BEAVERが『コイスルオトメ』で参加して、レコーディングしてもらいました。今日は、その曲を届けてくれたので、僕らもなにかの形で曲に残したいなと思まして、これから『コイスルオトメ』をやりますが、今日だけの特別バージョンでやります。SUPER BEAVERのぬくもりと僕らのぬくもりがうまいところで結び付けばいいなと思って、作ったバージョンです。最後に聞いてください」と伝え、バンドサウンドが鳴ると、観客からはどんなアレンジになっているのか期待をするワクワクと少しの緊張感が伝わってきた。そして、<人は騙す 人は隠す 人はそれでも それでも笑える 人は逃げる 人は責める 人はそれでも それでも笑える>と吉岡が、SUPER BEAVERの楽曲『人として』の冒頭を歌い始めると、会場からは驚きの歓声があがり、今回だけの特別バージョンとして『人として×コイスルオトメ※マッシュアップver.』を最後に披露し、いきものがかりのステージが終幕した。 ■「三ツ矢、140周年おめでとう!」吉岡聖恵の掛け声でイベントが終了 二組のステージが終了し、イベントの終わりが近づく。最後に、いきものがかりがステージに登場。吉岡は、「おばあちゃんが本当に三ツ矢サイダー好きで。90代で、現役で飲んでます!」とエピソードも披露し、水野は「CMソングをやらせていただいて、いろんな世代の方から“三ツ矢、やってるよね?“と声をかけていただくので、どの世代の人も三ツ矢サイダーは知っているんだなと思いました」と気持ちを語った。 そして、吉岡に「げきあつのSUPER BEAVER~!」と呼び込まれ、SUPER BEAVERがステージに。渋谷は「自分たちが大変だった時期に相談に乗ってもらっていたのもありますが、普通にいきものがかりのライブを見られて楽しかったです」と笑顔でコメント。 最後に、「三ツ矢、140周年おめでとう!」という吉岡の掛け声に続き、会場から「おめでとう!」と声があがると、水野と藤原が持つ筒と会場に設置された特効から赤と緑のテープが発射され、イベントが終了した。 このイベントの模様は後日、アサヒ飲料公式YouTubeチャンネルでアーカイブを公開予定となっている。 ■SUPER BEAVER セットリスト 名前を呼ぶよ 美しい日 コイスルオトメ ひたむき 切望 アイラヴユー 小さな革命 ■いきものがかり セットリスト ありがとう 気まぐれロマンティック 青のなかで キミがいる ブルーバード じょいふる 人として×コイスルオトメ※マッシュアップver.