ボルボ、久しぶりの内燃機関大規模アップデートはXC90! ただし…
ボルボカーズは9月4日に『90/90デー』と題したイベントを開催、大型SUV、XC90の改良新型を初公開すると発表した。初代は2002年に登場、第2世代となる現行型は2015年の発売ですでに9年が経過している。ボルボにとっては数年ぶりの内燃機関搭載モデルの大規模アップデートとなるが、電動SUV、EX90の発売も同日にアナウンスされる予定で、両モデルがラインナップの頂点に立つことになる。 XC90は2世代にわたって驚異的な成功を収めたモデルであり、ボルボにとって、重要なリフレッシュとなる。 公開されている1枚のティザーイメージでは、典型的な“トール(ソー、あるいはソールとも。北欧神話の戦神・雷神)のハンマー(トールの武器。ミョルニル、ムジョルニア、トールハンマーとも)”型のLEDデイタイムランニングライトを装備、よりスリムになったヘッドライトが、新設計されたフロントエンドと、新しいボンネットの中に配置される。 全体的なデザインはEX90の影響を強く受ける可能性が高いため、メイングリルの開口部は縮小されるか、完全に削除される可能性があり、足回りには、最大22インチの、空力に配慮したホイールがいくつか提供される。 内部でも大きな変更が期待され、ほぼ完全に新しいダッシュボードに刷新、EX90に近いものになると予想される。おそらく、フローティングタブレットディスプレイ、最小限の物理コントロールを搭載、ほとんどの表面に採用される高品質で環境に優しい素材が提供されるだろう。 また、改良新型では既存のT8モデルをベースにしたハイブリッドパワートレインのみで提供されることがわかった。これは、2.0L 直列4気筒ガソリンエンジンに電気モーターと19kWhのバッテリーパックが組み合わされる。現行型のEV航続は45マイル(72km)だが、BMW やメルセデスなどのライバルに追いつくために、60マイル(97km)まで伸ばしたいところだろう。 同ブランドは、9月4日のイベントでさらに2つのサプライズがある可能性を示唆している。
APOLLO