【海外】2025年新型フォルツァ750が登場! シャープなスタイルに刷新されたX-ADVの兄弟、日本導入は未定
エンジンや車体にも新機軸を投入
エンジン本体は従来型をベースとした4ストローク水冷4バルブ2気筒745ccで、成熟の域に達しつつあるデュアルクラッチトランスミッション (DCT)が組み合わされる。エンジンのパフォーマンスは最高出力43.1kW/6750rpm、最大トルク69N・m/4750rpmとされ、0-50mを3.9秒で走りつ抜け、60km/hのクルージングは2500rpmでこなす実力だ。 スロットルバイワイヤを採用し、「レイン」、「スタンダード」、「スポーツ」という3つの走行モードで、シーンに合わせてエンジン特性を切り替えることができる。また、3段階に調整できるホンダ・セレクタブル・トルク・コントロール (HSTC) が細かいレベルでの降臨トルクの調整を行ない、DCTとリンクして最適な自動変速が提供されている。 ヨーロッパのA2ライセンスに対応した35kWバージョンが用意されており、必要に応じてディーラーでフルパワーバージョンに簡単に変換できるようになっている。また、同様にディーラーにおいて、フルパワーバージョンを35kW仕様に制限することも可能だ。 車体はチューブラースチールフレーム+アルミスイングアームで構成され、41mm径の倒立フロントフォークとブロリンクサスペンションが組み合わされる。ホイールサイズはフロント17インチ、リア15インチで、フロントブレーキにはラジアルマウントタイプの4ポットキャリパーが奢られている。 このように非常に魅力的なスクーターとなった新型フォルツァ750だが、残念ながら日本への正規導入は見送られる模様。ヤマハのMT-09 Y-AMTが好調な販売を見せるなどオートマチックバイクのニーズが高まりつつある昨今、このフォルツァ750は日本に導入しても人気を博すのではないだろうか?
フォルツァ750主要諸元
・全長×全幅×全高:2200×790×1480mm ・ホイールベース:1580mm ・シート高:790mm ・車両重量:236kg ・エジンン:水冷4ストロークSOHC4バルブ2気筒745cc ・最高出力:43.1kW/6750rpm ・最大トルク:69N・m/4750rpm ・燃料タンク容量:13.2L ・変速機:6速DCT ・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク ・タイヤ:F=120/70-17、R=160/60-15
後藤秀之