日本最古の人骨化石「牛川人骨」はクマの骨だと判明 関係者は急な対応を迫られる状況に 愛知・豊橋市
市民館や博物館での説明変更に合わせて、地元関係者が発掘地に設置している案内板についても、「牛川原人之碑」から「牛川洞穴遺跡」に書き換えるように勧めていましたが、これまで変更されることはなかったといいます。
しかし、今回判明した事実により、現在の日本最古の人骨化石は静岡県浜松市浜名区の根堅遺跡で発見された『浜北人』となり、豊橋市は牛川人骨に関して決定的な対応を迫られることになりました。 担当者によりますと、今後、市内の各施設の考えを反映した上で準備が整い次第、牛川人骨に関連した説明文を修正する対応を進めていくといいます。 担当者は「牛川人骨は日本の化石人骨研究進展のきっかけとなった重要な資料です。地域の歴史を語る上で、依然として貴重な資料という部分は変わりません」と話しています。