大坂なおみが4回戦でガウフから第1セットを先取も第2セット終了後に棄権 [チャイナ・オープン／テニス]

「チャイナ・オープン」（中国・北京）の4回戦で敗れた大坂なおみ（フリー）（Getty Images）

　WTAツアー公式戦「チャイナ・オープン」（WTA1000／中国・北京／9月25日～10月6日／賞金総額895万75610ドル／ハードコート）の女子シングルス4回戦で世界ランク73位の大坂なおみ（フリー）が第2セット終了後に棄権したため、第4シードのココ・ガウフ（アメリカ）がベスト8に進出した。 ～チャイナ・オープン4回戦で第2セット終了後に棄権した2019年大会チャンピオンの大坂なおみ選手～ 　ワンブレーク差で第1セットを先取した大坂は第2セットで5-3とリードしたが、続く3ゲームを連取されてセットオールに追いつかれたあと腰のケガを理由にリタイアしたため1時間28分で試合が終了した。 　同大会に5年ぶり5度目（2016年の予選敗退を含む）となった26歳の大坂は、前回プレーした2019年にタイトルを獲得。決勝で当時世界1位だったアシュリー・バーティ（オーストラリア）に3-6 6-3 6-2で逆転勝利をおさめ、ツアー5勝目を挙げていた。 　この結果でガウフは、大坂との対戦成績を3勝2敗と勝ち越した。直近では2022年8月にサンノゼ（WTA500／ハードコート）の2回戦で顔を合わせ、ガウフが6-4 6-4で勝っていた。 　ケガの影響もあって11大会しか出場しなかった2022年シーズンを14勝9敗で終えた元世界ナンバーワンの大坂は第一子となる娘の出産を経て1月のブリスベン（WTA500／ハードコート）で復帰し、18勝16敗（ビリージーンキングカップ＆オリンピック＆予選を含む）の戦績で今大会を迎えていた。 　今大会での大坂は1回戦でルチア・ブロンゼッティ（イタリア）を6-3 6-2で、2回戦で第21シードのユリア・プティンセバ（カザフスタン）を3-6 6-4 6-2で、3回戦ではケイティ・ボリネッツ（アメリカ）を6-3 6-2で破って16強入りを決めていた。 　ガウフは次のラウンドで、予選勝者のユリア・スタロドゥブツェワ（ウクライナ）と対戦する。スタロドゥブツェワは4回戦で、第10シードのアンナ・カリンスカヤ（ロシア）を7-5 6-3で下して勝ち上がった。