青信号でも「合図待って焦らず」 事故の遺族、小学校で講演
子どもたちに交通安全の意識を持ってもらおうと、警視庁志村署は11日、2016年2月に交通事故で小学1年の高田謙真さん=当時(7)=を亡くした母香さん(49)を招き、東京都板橋区立前野小で講演会を開いた。香さんは青信号でも事故に遭う危険性があるとして「運転手の目を見て合図を待ち、焦らず渡ろう」と呼びかけた。 謙真さんは下校中、横断歩道を青信号で渡った際、前方不注意のトラックにはねられた。香さんは、謙真さんが育てていたアサガオの種を配り、交通安全の輪を広げる活動を続ける。同小でもアサガオがデザインされた反射材を贈り「地域の人の手本になってください」と語った。