英車メーカーが作ったSR??「BSA-SR」
1978年から2021年まで、43年間生産されたSR400。生産終了後も中古車が高値で取引されるなど、今でも大人気車種。そんなSRですが、英国バイクメーカーBSAの冠を付けた車両が存在することをご存知でしょうか?今回はBSAが作ったSR、『BSA-SR』をご紹介します! 【画像】『BSA-SR』とカスタム車をギャラリーで見る(34枚) 文/Webikeプラス みんなの単気筒 | トモ・トモダ
BSAとは?
英国のバイクメーカーと言えば、最初に思い浮かぶのはトライアンフという方が多いですかね? 実は、1960年代にはそのトライアンフを傘下にしたこともある巨大バイクメーカーがありました。それが今回の主役「BSA(バーミンガム・スモール・アームズ )社」です。 1861年、拳銃・弾薬メーカーとして英国に誕生したBSA社は1950~60年代にかけて、BSA GOLD STARという名車で人気を得、トライアンフやノートン等とともに当時のカフェレーサーブームを牽引しました。 KAWASAKIのWがTRIUMPH BONNEVILLEの影響を受けているように、YAMAHA SRやHONDA GB、SUZUKI TEMPTER等はこのGOLD STARの影響を大きく受けているかと思います。 英車、カフェレーサー好き憧れのバイクですね!
BSA-SRとは?
1997年、そんなBSA(リーガル)社がYAMAHA SRのエンジンを積んで作ったバイク、、、それが今回ご紹介する『BSA-SR』。 その仕掛け人は・・・皆さんご存知、日本のパーツメーカー「デイトナ」。そう、あのみんなお世話になっているあのデイトナです。BSA-SRはデイトナが企画し、BSAが製作したSRなのです! このSRを作ろうと考えたデイトナの方、アッパレです!
SRと何が違うの?
じゃあ、普通のSRと何が違うのかって? 大きな違いは以下の通りです! ・フレームはノートン等の古い英車でよく使われているBSAリーガル社製「フェザーベットフレーム」を採用 ・エンジンはYAMAHA製SR400(500) ・クランクケースの刻印はYAMAHAではなくBSA ・エンジンが前斜めに傾いているSRに対して、BSA-SRは直立 はい、そうです! 直立したエンジンにフェザーベットフレームが本場英国のカフェレーサー感を爆アゲしているのです! カフェレーサーマニアにはたまりませんよね!
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