坂本勇人「ここで打たないと引退しないといけない」追い込まれた中での“代打・決勝打” 優勝への大きな1勝
2020年以来4年ぶりのセ・リーグ優勝を飾った巨人。歓喜のビール掛け後、日本テレビのインタビューに坂本勇人選手、岡本和真選手、浅野翔吾選手が出演。 【画像】ビール掛けに歓喜の巨人 その中で、坂本選手は「今までの優勝の中で個人的には苦しいシーズンでしたけど、今までで一番うれしい優勝でした」と話しました。 話題となったのは、首位攻防戦の9月22日、23日の阪神2連戦。敵地・甲子園で迎えた第1戦で、坂本選手は3度のチャンスですべて凡退。6回には途中交代となり、ベンチに下がった坂本選手。チームも得点を奪えず、大事な試合で完封負けを喫しました。 そして連敗すれば、阪神の逆転優勝が見えてくる翌日の第2戦。0-0で迎えた7回、巨人は吉川尚輝選手、岡本選手の連打からチャンス。ここで阿部慎之助監督は、代打で坂本選手を起用。この時の心境について聞かれると。
「あの時は本当に監督からはどういう状況でも、代打で行くと言われました。2アウトランナーなしでも代打で行く状況だったんですけど、尚輝(吉川選手)と和真がああいった形でつないでくれて、本当に野球の神様が僕に試練を与えてくれるなと。ここで打たないと引退しないといけないのかなと、本当にそれぐらい追い込んだ中で立った打席でした」 プレッシャーを感じる中、坂本選手は阪神・高橋遥人投手のストレートをライト前へ。この一打が決勝点となり勝利。 巨人は優勝を大きくたぐり寄せる1勝を手にしました。 「ホッとしたのが正直。その前の日は全く打てなくて負けてしまった。この日は僕の1打点で勝てたので、持っているなと思いました(笑)。阿部監督の僕への期待は1年間通して感じていた。期待に応えられない1年間でしたけど、何とかああいう試合で1勝を僕の一打で取れたのは、少し恩返しができたかなと思います」