「あの日から360度見回す生活が始まった(笑)」貴乃花が明かす「初めて撮られた日と再婚妻との今」
「平成の大横綱」といわれ、’18年に日本相撲協会を退職した貴乃花光司氏(52、以下貴乃花)は昨年8月、10代の頃に交際していた女性Aさんと電撃再婚した。約1年が経過しようとした6月1日、相撲で体得した哲学や身体理論を発信するため「一般社団法人 貴乃花」を立ち上げ、懇親会を開催した。再婚のお相手は十両時代の17歳の時に真剣交際していた女性。一番最初に報じたのが’90年1月5・12日号『FRIDAY』だった。 【全文公開】貴乃花が明かす「初めて撮られた日と再婚妻との今」 「あの日のことですか? もちろん覚えていますよ。十両に上がったばかりの私が写真誌に撮られるなんて、夢にも思ってはいませんでした。記事が出るまでは(撮られていることは)わからなかったんですが、言われてみればそれらしい車がとまっていたよう……。そしてFRIDAYさんらしいイケイケの見出しですよね。“恋の吊り出しをキメた夜”だなんて(笑)。なにしろあの日から周囲を360度見回す生活が始まりましたから(笑)」 『FRIDAY』では17歳2ヵ月で史上最年少関取となり、「未来の横綱」と期待された貴花田(当時の四股名)と初恋の人であるひとつ年上のAさんのデート現場を詳しく報じた。 〈お得意の「二枚腰」で粘りに粘って…貴花田が18歳美女に「恋の吊り出し」をキメた夜〉 ’89年11月の九州場所で8勝7敗と勝ち越し、場所が終わった12月、ジーンズ姿に革のハーフコート、オールバックの長い髪で後ろで無造作に束ねた若い大男を横浜市内で発見。それが当時の貴花田だった。都内の高校に通っていたAさん宅に遊びに行き、愛を育んでいたのだった。 2時間ほど滞在してAさんの自宅を出た2人はそのまま玄関先でしゃがみこんでおしゃべりすること40分。その後、自販機で缶コーヒーを買ってまたまた「仕切り直し」。Aさんの家を出てから、17歳と18歳のカップルは2時間にわたって別れを惜しんだ。家と駅の間を仲良く肩を組みながら歩いたり、本場所で相手力士を吊り出すようにAさんを抱きかかえて持ち上げた場面が写真として掲載された。 当時、交際を始めて2ヵ月。部屋の女将さんだった憲子さん(現・藤田紀子さん)は本誌の取材に「全然知りませんでしたが、つき合う以上はオープンで明るい交際をしてほしいですね。ただ特定のガールフレンドというのは少し早い気もしますが……」とやや複雑な表情でコメントしている。 Aさんとの恋は実らなかった貴乃花はその後、スポーツ新聞の対談で知り合い意気投合した宮沢りえ(51)との婚約を発表するも、わずか2ヵ月で破談。その後、横綱まで上り詰めた’95年にフジテレビのアナウンサーだった河野景子(59)と電撃結婚したが、’18年に23年間の結婚生活にピリオドを打った。 2つの別れを経て、生涯一人で生きていく覚悟を決めていた元大横綱。彼と、約34年前に『FRIDAY』が初ロマンスを報じたAさんとの縁は、’23年3月に公開された貴乃花のインタビュー記事をきっかけに再びつながった。そうして、約6年前に夫を亡くしていたAさんと、のちに再婚することになったのである。 17歳当時、かなわなかった恋が思いがけずに結ばれて1年が経とうとする今、貴乃花はこう明かす。 「今、幸せです。朝起きたら妻がご飯を作ってくれている。テレビドラマで見るような世界があったんだと、この歳になって初めて知りました」 17歳でAさんとのデート現場を撮られたとき、当時、厳格な師匠として知られた二子山親方から何を言われたのか。宮沢りえや河野景子との別れを今、どう感じているのか。「生涯一人で生きていく」と覚悟を決めた貴乃花がなぜ、Aさんと再婚するに至ったのか。 さらに、兄・花田虎上氏や母・藤田紀子氏や自ら手塩にかけた弟子への思い、今後どんな活動をしていくつもりなのか、といった秘めた思いを有料版「FRIDAY GOLD」では詳しく報じている。
FRIDAYデジタル