前節ベンチで物議のテオ・エルナンデス、代理人は「監督に敬意を」…今後の去就に進展も?
ミランに所属するフランス代表DFテオ・エルナンデスの代理人を務めるマヌエル・ガルシア・キロン氏が16日、選手の去就について言及した。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。 チャンピオンズリーグ 2024-25 パワーランキング 今シーズンは、主力のラファエウ・レオンとテオ・エルナンデスらの振る舞いを巡って物議を醸したミラン。安定した成績が残せない中、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節ツルヴェナ・ズヴェズダ戦終了後、パウロ・フォンセカ監督が記者会見で「決定的な試合であるのに、このユニフォームのために全力を尽くさず、こんな態度では難しい」などと語り、選手を批判する発言を残したことが大きな話題となっている。そして、イタリアメディアでその対象と分析されたテオ・エルナンデスは、15日のジェノア戦ではベンチスタートになっていた。 そんな渦中のテオ・エルナンデスだが、代理人がミラン幹部らとの会談を終えて今回の件について言及。過去にレオンに対しても同様の判断が下されたことを踏まえ、「こうした決断はテオが下すものではない。彼は自分のチームメートたちをリスペクトしている。レオンにも起きたことであり、指揮官の選択をリスペクトしなければならない」と語った。 また、2026年6月末で契約満了を迎える去就については「面談では、契約延長に関して話をしなかった。税に関する話だった。だが選手の意思は明確であり、残留と契約延長を望んでいる。これまで何度も伝えたことだ」と述べている。 なお『スカイスポーツ』は、16日にジョルジョ・フルラーニCEOとの間で行われた約1時間の面談において、代理人の発言とは異なり、「特にテオ・エルナンデスの契約延長について話し合われた」と指摘。選手とクラブの双方が契約延長を望んでいる状況を伝えた。ミランは年俸を現行の400万ユーロ(約6.5億円)から500万ユーロ(約8.1億円)+ボーナスへとアップすることで契約条件を調整したい考えであるとみられ、「ミランの首脳陣からは、それほど遠すぎない時期に合意に到達できるとの楽観視が漂っている」と伝えられている。