《ススキノ首切断》18歳から「自殺未遂」を繰り返していた田村瑠奈被告...有名精神科医が指摘する「両親の確かな愛情」と「精神科医だった父親の信念」
ラブホテルの一室で被害者を殺害、首を切断して頭部を自宅に持ち帰るなどした猟奇的な事件から1年。殺人、死体損害などの罪で逮捕、起訴されたのは田村瑠奈被告(30歳)とその両親だ。6月4日に母親の浩子被告(61歳)の初公判が札幌地裁で行われ、瑠奈被告と両親の歪んだ親子関係も明かされた。だが、その関係こそ、娘を愛するが故、家族が選んだいばらの道だったのではないだろうかーー。 【写真】《旭川女子高生殺人事件》内田梨瑚容疑者のSNSの様子
母親の初公判が行われた
2023年7月――。北海道一の歓楽街、札幌・ススキノで世間を震撼させた猟奇殺人事件が起きた。 当時62歳だった男性会社員のAさんをラブホテルで殺害、その頭部を自宅に持ち帰り、さらに皮をはぐなどして損壊。その様子を撮影し、「作品」などと称していたのは田村瑠奈被告(30歳)。殺人、死体遺棄などの罪で逮捕、起訴されている。この事件には、瑠奈被告の両親も携わり、一家ぐるみで行われていたこともさらなる衝撃を与えた。 6月4日、母親の浩子被告(61歳)の裁判が札幌地裁で行われた。 「浩子被告は時折声を詰まらせながら起訴内容を否認、無罪を主張していました」(全国紙社会部記者) 法廷で明らかになったのは常軌を逸した瑠奈被告の行動と両親との関係だった。 「熟女系風俗に売り飛ばせ」などと母親に対して発していた暴言。さらに母親に「奴隷宣言」をさせ、宣誓書はリビングの見える位置に飾ってあった。そして瑠奈被告は両親には自らを「お嬢さん」を呼ばせ、父親の修被告(60歳)のことは「ドライバーさん」、浩子被告は「彼女」などと呼んでいたという。 あまりにもいびつな親子関係。だが、両親は瑠奈被告のことを溺愛しており、幼少期から叱ることはなかった。 瑠奈被告が成人した後も、彼女の要望には最優先で応えていた。だが、瑠奈被告は些細なことでも両親を叱責し、修被告が運転中にも関わらず首を絞めて怒りをぶつけることもあったという。 「冒頭陳述によると、家族の中では瑠奈被告が圧倒的な上位者、両親は奴隷扱いをされても叱ることはせず、『瑠奈ファースト』の親子関係が形成されていた」 そこまでできたのは、親の「無性の愛」なのか。それともこじれると厄介なことになるからなるべく穏便に済まそう、としていたからなのか――。
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