【ウインターカップ】夏8強の慶誠が3回戦進出、仙台大明成に快勝[高校バスケ]
終始主導権を握った慶誠
12月24日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」女子2回戦で、慶誠(熊本)と仙台大明成(宮城②)が対戦。試合開始から主導権を握った慶誠は1Qだけで19点のリードを作ると、その後も攻め続け88-40で勝利した。 【写真】慶誠対仙台大明フォトギャラリー(13点)をチェック インターハイベスト8の慶誠は今秋、U18日進食品トップリーグに出場。女王・京都精華学園(京都①)に唯一黒星を付ける金星を上げるなど、強豪揃いの中で4位に入っている。一方、仙台大明成は昨日の1回戦で奈良文化(奈良)に67-59で勝利。No.4斉藤伶奈が3Pシュート5本成功で24得点(10リバウンド)、No.18守屋舞音も16得点を上げている。 いい出だしを切ったのは慶誠。ハイローからNo.0ロー・ジョバが得点すると、速い展開からNo.27高松日葵も続く一方、仙台大明成はNo.10保科星のシュートに続いて、No.4斎藤が連続してジャンプシュートを沈め、簡単にリードさせない。それでもリバウンド争いで優位に立つ慶誠は、今大会屈指の司令塔と言われるNo.12岸希のパスから得点。残り3分40秒、No.0ジョバのバスケットカウントで2桁差とした。流れを変えたい仙台大明成は、No.10保科が確率よくジャンプシュートを決めていくが、シュート数(25-14)で勝った慶誠が29-10として1Qを終えた。 巻き返したい仙台大明成は2Q序盤、3Pシュートから活路を見出そうとするがリングに弾かれてしまう。No.4斉藤がキレのいいストップ&ジャンパーで得点、No.8森岡小雪がポストプレーから決めたが、残り6分で14-35とリードを広げられてしまった。リードを広げた慶誠はフレッシュなメンバーを積極的に起用。ボールマンにプレッシャーをかけてターンオーバーを誘って攻撃に転じる。結局、49-20としてハーフタイムを迎えた。 3Q、仙台大明成のディフェンス強度がアップ。ボールマンへのプレッシャーを強め、リバウンドを奪取。No.8 森岡、No.14及川愛來、No.18守屋の得点に繋げる。それでも手数で勝る慶誠がNo.17澤田樹奈らの得点でリードを広げ、68-31として4Qを迎えた。 大差を付けられた仙台大明成だが、集中力をキープしてプレー。ディフェンスから速い展開を作ってシュートを放っていく。それでもなかなか得点につながなかったが、残り4分強、No.15金子海優の3Pシュートでクォーター初得点。さらにNo.6橋本萠香、No.14及川も続いてシュートを決めた。それでも大差を付けて、終始余裕あるバスケを展開した慶誠が、88-40で勝利。3回戦に駒を進めた。 慶誠はNo.00ジョバが約18分のプレーで25得点、11リバウンド、ベンチから出場だったNo.24フェイバ・ヘンリーも14得点、11リバウンドとダブルダブル。さらにチームプレーヤーのNo.27高松日葵も12得点をマーク。仙台大明成はNo.4斉藤、No.18守屋の8得点が最高だった。