宿敵ホンダ・ヴェゼルのマイチェンに反応 日産キックスが一部改良と特別仕様車の追加を発表
タイ生産のBセグメントSUV
BセグメントのスモールSUVである日産キックスが一部改良を実施。同時に、90周年記念車「90thアニバーサリー」が設定された。 【写真29枚】一部改良と日産生誕90周年記念モデルiが設定された日産のBセグメントSUV、「キックス」の最新モデルの詳細画像をチェック ◆100%電動駆動モデル キックスはタイで生産され、日本へ輸入されている。パワートレインは、発電専用エンジンで生んだ電気を使いモーターを駆動する第2世代の「e-パワー」のみの、100%電動駆動モデルとなっている。 ◆安全性と利便性が向上 今回の一部改良では、「インテリジェント・アラウンドビューモニター」(移動物検知機能付き)が全車に標準化。自車周囲の車両や歩行者などをドライバーに知らせることで、安全性と利便性が向上した。 また、従来モデルで途中追加された「スタイルエディション」グレードで好評だったというテールライト一体型バックドア・フィニッシャーが全車に備わり、よりスタイリッシュなエクステリアに刷新されている。さらに、ステアリングの素材に上質なレザーとなり、滑らかな握り心地が得られるようになった。 ◆見た目だけでなく、装備も充実 同時発売となる90周年記念車は、電動車であることを象徴するカッパー色(ゴールド)のアクセントをフロント・グリルなどエクステリアの随所に配置。カッパーのストライプが入ったブラックのドア・ミラー、ガンメタリックの17インチ・アルミホイールの採用により、精悍な佇まいになっている。 インテリアでは、ブラックの合皮と織物のコンビシートを採用。「90th Anniversary」のタグが用意され、記念モデルらしい特別感を演出。そのほか、「インテリジェント・ルームミラー」、前席ヒーター付きシート、ステアリング・ヒーター、寒冷地仕様が標準になるなど、装備の充実も魅力となっている。 ◆オーテック仕様も同時に変更 また、日産モータースポーツ&カスタマイズが手掛ける「オーテック」も一部改良を実施。ステアリングの素材に上質なレザーが採用されたほか、ボディ・カラーに新色の「ラディアントレッド/ピュアブラック2トーン」が設定され、上質感や個性がより楽しめるようになっている。 価格は、標準仕様が308万3300~348万1500円、90周年記念車は2WDが325万7100~352万円、オーテックは2WDが343万7500円、4WDが370万400円となっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部