早く日朝首脳会談を実現させてほしいと切実な思いを訴え

石破総理大臣は就任後、初めて拉致被害者家族会のメンバーと面会しました。横田めぐみさんの母・早紀江さんも出席し、早く日朝首脳会談を実現させてほしいと切実な思いを訴えました。 【動画】横田早紀江さん「早く日朝首脳会談を」石破総理と拉致被害者家族が面会【新潟】 17日午前、拉致被害者家族と面会した石破総理。22年前、北朝鮮から横田めぐみさんの死亡が伝えられた日に、自身が同席した家族会の会見についてふれました。 ■石破茂総理 「早紀江さんが『めぐみは生きてる』と強くおっしゃった場面を、私は片時たりとも忘れたことはない。もう1年2年、時間との勝負なので何としても解決せよという皆さんの思いを、政府として共有させていただき最善を尽くす。」 家族会は、改めて全ての拉致被害者の即時一括帰国を訴え、日朝首脳会談の実現を石破総理に求めました。 ■横田めぐみさんの母・早紀江さん 「難しい交渉だと思うが、日朝会談を早めていただきたいと願っているのでよろしくお願いします。失敗するかもだけど、話し合わないと解決しない。日朝会談をとにかく早くしてほしい。」 横田めぐみさんの弟で家族会の代表を務める横田拓也さんは、残された時間が少ないことを総理に伝えました。 ■横田めぐみさんの弟・拓也さん 「めぐみが、桜の木の下で制服で撮った写真がある。それが半分朽ちていた。拉致されてから47年、残酷な時間と幹を触りながら案じた。」 石破総理は「これまでの経緯などをもう一度検証・分析し、最も有効な手だてを講じる」と答え、政府として全力で取り組む考えを示しました。