子どもの安全を守るためのチャイルドシートについて、ＪＡＦ＝日本自動車連盟は９月から使用を推奨する子どもの身長の目安を、これまでの１４０センチ未満から１５０センチ未満に引き上げる方針です。

　１８日、福岡市で路線バスと軽自動車が正面衝突し５歳と７歳の姉妹が死亡しました。　救助に当たった人「２人ともシートベルトをしていたから大丈夫かなと思ったんですけど。全然、外傷も無かったから」 　２人はチャイルドシートやジュニアシートは使わず、車のシートベルトを着けていて、死亡した原因はシートベルトによる腹部の圧迫とみられています。 　法律上、６歳になればチャイルドシートは必要ありません。ＪＡＦが６歳児に見立てた人形を使ってジュニアシートの有効性を検証した実験では、通常の座席に座った場合シートベルトが鎖骨や骨盤にかからず、首や腹部を圧迫する結果となりました。 　ＪＡＦは、９月からチャイルドシートの推奨基準を１４０センチ未満から１５０センチ未満に引き上げる方針です。 　チャイルドシート使用の目安は、年齢ではなく身長であることがＪＡＦの考えです。 　宮城県の子どもたちの平均身長でみると、１１歳男子が１４７．５センチ、１１歳女子が１４８．５センチで、小学６年生までは着用してほしいということになります。 　ＪＡＦ宮城支部広報担当三部司さん「チャイルドシートが必要ない年齢になったとしても、お子様まだまだ身長が低かったり体格がシートベルトに合わなかったりしますので、お子様の体格に合わせたシートを装着するように保護者が積極的に取り組むようにしていただければと思います」