IHI 再びエンジン不正発覚 船舶用などで
IHIは船舶用と陸上用エンジンで不正があったと発表しました。子会社のIHI原動機が、エンジンを組み立てた後の試運転を行った際に、実際とは異なる燃料消費率を記載し、取引先に報告していたことが明らかになりました。 不正があったのは国内・海外向けの船舶用と陸上用エンジンで、陸上用エンジンは発電装置や鉄道車両などに使用されています。2003年以降に製造された5537台のうち、4361台で取引先に対して、虚偽のデータを報告していました。安全性に疑義を生じさせる事案は確認されていないとしています。 IHIはこの後、午後5時から都内で盛田英夫副社長らが会見する予定です。 IHIは2007年に有価証券報告書の虚偽記載が発覚。また、2019年には航空機のエンジン整備で検査不正をしていたことが明らかになり、国土交通省から業務改善命令を受けました。