米ツアー新人王最有力! 西郷真央が日本にいた時より明るく饒舌になった!? 「アメリカの水が合う」と感じる理由
自ら積極的に選手に声をかける意識
厳しい環境に身を置き、似たような境遇や同じ志を持った選手とは自然と馬が合うもので、西郷は自ら積極的に選手とコミュニケーションを取る努力をしていた。 「みんなと会えば(英語で)積極的にしゃべるようにはしています。メジャーだけスポットで来ていた年よりかは、何かしら伝えようとする努力をする。すると相手も歩み寄ってくれるんです。でも、自分のことをやるときは、みんなパッと切り替える」 会話ができれば心も通うもの。西郷は2020年「全米女子オープン」覇者で29歳のキム・アリムとは仲がよく、「米ツアーではたくさん相談に乗ってくれる。面倒見のいいお姉さん」と笑顔を見せる。 だからといってダラダラ会話をすることもなく、切り替えも早い。こうした環境が西郷に合うのは、話を聞いていて分かる気がした。今季の新人賞のタイトル獲得が目前に迫るが、悲願の米ツアー初優勝も期待したいところだ。
西郷 真央(さいごう・まお)
2001年生まれ、千葉県出身。19年に「日本女子アマ選手権」で優勝し、同年のプロテストに合格。22年にツアー初勝利を飾った。このシーズンは年間5勝を挙げる活躍でランキング5位に入っている。24年シーズンは米女子ツアーを主戦場にして、「CPKC女子オープン」「ビュイックLPGA上海」で2位の成績を残している。日本ツアー通算6勝。島津製作所所属。
キム・ミョンウ