向井理“祥吾”、追い詰められた末に佐藤大空“ライオン”を連れ出し… 柳楽優弥“洸人”「この子は関係ない」<ライオンの隠れ家>
柳楽優弥主演の金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第10話が12月13日(金)に放送される。同作は、柳楽演じる市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(こもり・ひろと)と、坂東龍汰演じる自閉スペクトラム症の美路人(みちと)の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子(佐藤大空)との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。完全オリジナルストーリーで描かれ、温かなヒューマンドラマと、先が読めないスリリングなサスペンス展開が心地よく絡み合っていく。 【写真】ルーティンのハイタッチを交わす柳楽優弥“洸人”&坂東龍汰“美路人” ■平穏に暮らす兄弟が“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス 洸人の職場の後輩・牧村美央(まきむら・みお)役にはTBSドラマ初出演の齋藤飛鳥が決定。また、洸人の職場の同期・貞本洋太(さだもと・ようた)役で岡崎体育、美路人が働くデザイン会社のデザイナー兼CEO・船木真魚(ふなき・まお)役で平井まさあき(男性ブランコ)、美路人の同僚の自閉スペクトラム症のアーティスト・小野寺武宏(おのでら・たけひろ)役で森優作が出演中。 さらに、小森兄弟とライオンを監視する不穏な青年X・柚留木役に岡山天音、小森兄弟を昔から見守る定食店の元店主・吉見寅吉(よしみ・とらきち)役にでんでん、洸人たちに近づく週刊誌記者・工藤楓(くどう・かえで)役に桜井ユキ、山梨県警の刑事・高田快児(たかだ・かいじ)役に柿澤勇人、情報を売るスナックのママ・須賀野かすみ(すがの・かすみ)役に入山法子、楓の後輩記者・天音悠真(あまね・ゆうま)役に尾崎匠海(INI)が配役。 そして、“ある事件”に大きな関わりを持つ人物・橘祥吾(たちばな・しょうご)役の向井理、小森兄弟の母親・小森恵美(こもり・えみ)役の坂井真紀、洸人の幼少期を演じるドラマ初出演の大角英夫、幼少期の小森兄弟に関係するキーパーソンとして登場する宮崎優、洸人と美路人の異母姉弟の姉・橘愛生(たちばな・あおい)役の尾野真千子らが脇を固める。 ■これまでの放送では―― 市役所に勤務している洸人(柳楽)は、自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東)と2人で凪のような平穏な日々を過ごしていた。両親を早くに亡くしてからは、常に弟のルーティンに合わせ、同じ時間に起き、家を出て、市役所の仕事を終え、デザイン会社で働く美路人を迎えに行く生活を送っていた。 そんなある日、兄弟の前に突然「ライオン」と名乗る男の子(佐藤)が現れる。家に上がり込み「ここで暮らす」と言うライオンに、美路人はパニックになってしまう。洸人は変化が苦手な美路人のため、そしていつも通りの日常を取り戻すため、ライオンを警察に保護してもらおうと考える。 しかし、ライオンから渡されたスマホに「じゃあ、あとはよろしく」と差出人不明のメッセージが届き、洸人はそのメッセージから、幼少期に数年間だけ一緒に暮らしていた異母姉弟の姉・愛生を想起。さらに、ふとした瞬間にライオンの体にあざがあることに気が付く。 その頃、山梨では、祥吾(向井)が必死の形相で、妻・愛生(尾野)と息子・愁人(=ライオン)(佐藤)の行方不明届を提出していた。次第にそれは、“母子行方不明事件”として世間で取り沙汰されるようになる。 やがて警察に連行された愛生は、息子・愁人を殺害したとほのめかす。しかし、愛生が息子を手にかけるはずがないと確信している祥吾は、愁人の写真や身体的特徴をメディアに公開して情報提供を広く呼び掛けていた。 ライオンの存在がメディアに知られるのは時間の問題で、ライオンを守ることを最優先しようと考えた洸人は、美央(齋藤)や貞本(岡崎)の力を借り、美路人とライオンの3人で離れた場所に身を寄せる決心をする。美路人らには旅行と称して住み慣れた家から離れる洸人だったが、同じ頃、祥吾が小森家へと向かう。 警察で愛生と面会した楓(桜井)は、彼女に洸人からのメッセージを伝え、釈放後どうしたいかを聞く。釈放当日、愛生は柚留木(岡山)の力を借りて、ライオン、洸人、美路人が待つ佐渡島へ向かうことに。 佐渡島に到着した愛生を迎えた洸人は、久しぶりに会う姉とどう接していいのか分からず困惑。しかし、愛生はお構いなしに洸人らを自分のペースに巻き込み、息子との再会を心から喜ぶ。 その夜、洸人は愛生から最愛の息子を託した思いや祥吾のDVのことなど、すべての事情を聞く。そして洸人自身もまた、長年積もった思いの丈を初めて姉にぶつける。その頃、天音(尾崎)は、たちばな都市建設と亀ヶ谷議員(岩谷健司)に関する気になる情報を入手していた。 翌日、愛生とライオンが、佐渡島のペンションから連れ去られてしまう。洸人から2人がいなくなったと連絡を受けた柚留木は、新潟側のフェリー乗り場で愛生らが下りてくるのを待ち構えるが、そこに現れたのは祥吾の息が掛かった樺島(後藤剛範)だった。 洸人は、ライオンが忘れていったぬいぐるみを手に「これを一緒に届けに行こう!」と美路人に提案し、2人で佐渡島を出て愛生とライオンを救いに橘家へと向かう。しかし、そこに愛生とライオンの姿はなかった。 2人の居場所が分からないまま、小森家に戻るしかない洸人と美路人。洸人は、このまま元の2人の生活に戻ってしまうのかと、悶々とした感情を処理できずにいた。その頃、愛生はある覚悟を決めて祥吾と会っていた。 ■第10話では―― 楓への暴行と亀ヶ谷議員の秘書殺害に関与した疑いで樺島が逮捕された。樺島、亀ヶ谷と関係を持っていた祥吾は、社長で義兄の春一(黒田大輔)からついに見切りをつけられる。居場所を失くし追い詰められた祥吾は、ライオンを連れてある場所へと向かう。 一方、船木(平井)がアートグループホームの新事業を立ち上げ、そのプレ体験に美路人が参加することになる。美路人が自ら一泊のプレ体験を希望したという。 そんな美路人の挑戦に背中を押された洸人は、祥吾からライオンを取り戻すべく、柚留木に連絡を取り、愛生とライオンがいる山梨に向かう。 ――という物語が描かれる。 ■愛の掛け違いの果てに―― 公式HPなどで公開されている予告動画では、「愁人は、パパといてくれる?この先もずっと」とライオンに語り掛ける祥吾の姿や、「ライオン、会いたいです」「お兄ちゃんは頑張ります」と話す美路人の姿などが描かれている。 また、「あなたがこれまでやってきたことにも、いまからやろうとしていることにも、この子は関係ない」とライオンを抱き寄せる洸人の顔には擦り傷が…。ライオンも洸人にしがみつき、必死に恐怖心と戦いながらも涙があふれてしまっている。 一方、「今日は、いつか一人になるときの練習です」と小野寺(森)に言われ、「一人になりません。お兄ちゃんがいます」と困惑する美路人の姿も。 さらに、祥吾に対し「楽ですよ、気付かないまま終わらせられたら。でも、きっとそれじゃ駄目なんです」と強い意志をもって訴える洸人と、洸人の真っすぐな言葉に胸を打たれた様子の祥吾の姿も映し出されている。 ラストには、目を輝かせながらカニをおいしそうに食べるライオンの姿も。 第10話放送を前に、SNS上では「洸人の表情に強さと優しさと気迫を感じる」「洸人がかっこよすぎる」「みんなの笑顔が見たい」「ラストでライオンが食べてる顔がかわい過ぎて救われる」「お兄ちゃん、頑張れ!」といった声などが上がり、話題となっている。 金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」第10話は、12月13日(金)夜10:00よりTBS系にて放送。 ※宮崎優の崎は正しくは「立つ崎」
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