ごみ捨てられなくなる?──処分場の今と減量のコツ 生ごみは“片手で1億円”削減 無料?有料?…街の声【#みんなのギモン】
■プロに聞く…ごみをどう減らす?
近野解説委員 「私たちが普段からできる、ごみを減らす方法をプロに聞きました。お笑い芸人で現役の清掃員でもあるマシンガンズの滝沢秀一さんによると、牛乳パック6枚がトイレットペーパー1ロール分に変わります。捨てればただのごみですが、資源になります」 「引き出しにたまっているようなコードなどは、そのまま不燃ごみとして出すと他のごみと一緒に埋め立てられるだけですが、清掃事務所や自治体の施設のボックスなどに持っていくと、資源として回収されます」 「そして『片手で1億、両手で3億』です。みんなが生ごみの水分をギュッとしぼると、それだけ経費を全体で減らせるということです。これは多摩市が呼びかけているものです」 「焼却費用は重さで変わるため、水分が減ると軽くなって安くなります。水分があると炉の中の温度がどうしても下がって燃料費がかさむので、しぼった方がいいんです」 鈴江アナウンサー 「都市鉱山と言われるように、家電製品や使っていないものなどが多く眠っています。それらがごみになるか資源になるか、私たちの1つ1つの選択で変わってきます」 森アナウンサー 「捨てるにもお金がかかるんだと考えれば、結果的にごみは減らせる。心がけで変わりますね」 近野解説委員 「みんながこういう努力をちょっと行うことによって、状況は意外と大きく改善することが分かるかと思います。有料化する・しないに関わらず、できることから取り組んでいく必要がありそうです」 (2024年9月17日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
【みんなのギモン】 身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト)