今シーズン最も強い寒気が流れ込んだ影響は現在、どうなっているのでしょうか。兵庫県豊岡市から中継でお伝えします。（取材・報告＝山口杏奈 記者） 　兵庫県北部の豊岡駅前からお伝えします。 　私の身長は165センチなんですが、同じくらいの高さの雪の山ができています。なぜかと言いますと、このあたりでは今朝7時前から地元の方が雪かきをして、集めたからなんです。 　現在雪は降っていませんが、空を見るとどんよりした雲が広がっています。 　午後3時時点で、近畿で最も雪が積もっているのは、兵庫県の兎和野高原で73センチ。そして、3番目が、ここ豊岡市で22センチです。 　道路を見てみますと、昼ごろから太陽が出ていたため、雪は溶け始めています。 　昼ごろはあまり寒さを感じなかったんですが、やはり夕方になると冷え込んできて、手足がかじかむ寒さです。 　今回の最強寒波はこんな影響も、もたらしています。 　9日午後5時すぎ、豊岡市内を走っていた車が円山川に転落したとみられ、市内に住む22歳の男性が救出されましたが、意識不明の重体です。 　現場では当時11センチの積雪があったということで、警察は車がスリップし、川に転落した可能性も視野に詳しい原因を調べています。 　近畿北部では大雪のピークは過ぎましたが、雪が降りやすい状況は明日にかけて続くということです。引き続き、路面の凍結など十分な注意が必要です。