近松の里で「観月の夕べ」 鯖江市で28日、歌舞伎俳優お練り
江戸時代の文豪、近松門左衛門が生まれ育ったとされる鯖江市立待地区で9月28日、秋の催し「立待月観月の夕べagain(アゲイン)2」が開かれる。歌舞伎俳優の中村壱太郎(かずたろう)さんが人力車に乗って地区内をお練りするほか、中村さんとフラメンコダンサー佐藤浩希さんのトークショーなどがある。 近松の里づくり事業推進会議などが企画。4年ぶりに復活した昨年に続く開催で、今年は近松没後300年記念事業として実施する。中村さんのお練りは午後1時半から。近松会館を発着点に吉江七曲り通りなどを通る。住民が手作りした鎧(よろい)を身に着けた武者2人が先導する。 立待公民館では同4時15分から、中村さんと佐藤さんのトークショーを開催。近松に関する講座(参加費500円)や参加者が郷土料理と地元の銘酒「梵」を味わう食事会もある。 旧JA福井県鯖江北支店駐車場周辺では夜、飲食を楽しめるマルシェやランタンを飛ばす催しが開かれ、近松没後300年にちなんで花火300発が打ち上げられる。