新NISAは「途中で売却しても」続けられるって本当?ライフステージに合わせた活用術例
今年から新NISAが始まり、将来に備えて積立投資を行う方が増えています。 毎月の積立額は家計の状況を踏まえながら設定していると思いますが、将来起こり得るライフイベントまで想定して運用計画を立てているでしょうか。 【一覧表】新NISAは何が変更になった?ライフイベントを考慮した新NISAの活用例をチェック 積み立てを始めた時点では無理のない範囲で設定したつもりでも、結婚や子供の誕生、マイホームの購入などによって、積み立ての継続が難しくなるケースや、途中で売却せざるを得なくなるケースがあるかもしれません。 今回は、ライフイベントごとにかかる費用の一部を賄いつつ、運用益も確保するための新NISAの活用術をご紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
旧NISAからの主な変更点
まずは、旧NISAからの主な変更点をおさらいしましょう。 旧制度から新制度になり、大きく変わったのは以下のポイントです。 ・非課税保有期間が無期限 ・口座開設期間が恒久化 ・つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能に ・年間投資枠が拡大(最大で年間360万円) ・非課税保有限度額(総枠)が拡大(最大1800万円) ・非課税保有限度額(総枠)の再利用が可能に 非課税で運用できる期間が無期限となり、より長期的な資産形成を行えるようになりました。 また、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になり、1年間で投資できる金額の上限も増えています。 また、新制度では非課税枠の再利用が可能となっています。 つまり、保有資産を途中で売却しても、その分の非課税枠を使って再び金融商品を購入できるということです(非課税枠の復活は翌年以降)。 そのため、保有商品の入れ替え、利益確定の売却、急な出費への対応など、より柔軟な対応が可能になっています。 特に、ライフステージによっては多くの資金が必要になるタイミングがあるので、そのような時に対応しやすいのが1つのメリットといるでしょう。 次に、ライフイベントごとにかかるお金と、費用の目安を見ていきましょう。