【NFL】49ers戦を受けて「もっといいプレーができる」とジェッツQBロジャース
うまくいっているときのジェッツオフェンスは、ここ数年で最高の状態に見えた。ロジャースはWRギャレット・ウィルソンに鋭いパスを通し、ホールもディフェンスの隙間を見つけている。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、オフェンスシブライン(OL)はロジャースをしっかりと守っており、ロジャースがプレッシャーを受けたのは21回のパスアテンプトのうち5回だけだったという。特にジェッツの3回目のポゼッションでは、ロジャースからウィルソンへのパスがいくつか決まり、12回のプレーで70ヤードのタッチダウンドライブを成功させ、この攻撃陣がうまく機能した時にいかに効率的であるかを示した。この7分7秒のタッチダウンドライブは、2023年シーズンにジェッツがプレーしたどのポゼッションよりも長い。
第3クオーターに本来のパフォーマンスを発揮したロジャースは、49ersのディフェンシブエンド(DE)レナード・フロイドをオフサイドに誘い込み、ラザードにディープパスを通してタッチダウンを決めている。
しかし、ミスや一貫性のなさから、ロジャースは完成形にはほど遠いことが明らかになった。ロジャースはパス21回中13回成功で167ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回という成績を残している。
そんなロジャースは「もっといいプレーができる。何本かパスをミスした。ギャレットへの1本も俺のミスだった。俺がいた最後のドライブでのインターセプトも、パスがほんの少し内側にずれていた気がする。全体的には、ボールをしっかり投げられていたと感じた。取り戻したいチャンスがいくつかあったね」とコメント。
同じくアキレス腱断裂から復帰したばかりのQBカーク・カズンズがアトランタ・ファルコンズのオフェンスでプレーに制限を受けたように見えたのとは異なり、ロジャースには動けない様子もなく、ケガの影響を受けているようには見えなかった。ただし、ジェッツ守備陣が圧倒されていたため、ロジャースがフィールドに立つ時間は限られている。ジェッツはボールの保持時間において、38分40秒対21分20秒と大きく劣勢だった。