「もうそろそろプロの選手として、ちゃんと育ってほしい」高い期待があるからこそ…西武・渡辺久信監督代行、失策から乱れた羽田慎之介に愛ある苦言
◆ロッテ7―2西武(22日、ZOZOマリンスタジアム) 西武はロッテに連敗を喫し、今季のZOZOマリンスタジアムでの試合を終えた。当地では1勝11敗と大きく負け越す悔しい結果となった。 ■SNS騒然…監督休養の松井稼頭央さんがベルーナドームに【写真】 初回にロッテ先発の佐々木朗希を攻め佐藤龍世の中前適時打などで2点を先制。ところがプロ初勝利を目指した高卒3年目左腕の羽田慎之介が乱れた。自身の失策も絡んで2失点して同点とされると、2回にもポランコの適時二塁打などで2点を許し2回4失点で降板した。 渡辺久信監督代行は「2死から非常にいい攻撃ができたとは思う。羽田は期待はしてたんだけど、結果的にどうなんでしょう…。投げる以外の部分、フィールディングであったりね。カバーリングもしてなかった」と振り返った。 高い期待をかける左腕ゆえに、あえて厳しい言葉を続けた。「もう3年目なんでね、そろそろ。何ていうか、みんな周りは(愛称で)宇宙人とかいろんなこと言うけど、もうそろそろプロの選手として、ちゃんと育ってほしいなと思います」と苦言を呈した。 2回で降板を告げた。球数的にも続投してもいい場面だったが、渡辺監督代行は「本当はもうちょっと投げさせたいっていう気持ちもあった。ただ、結果的にあの状況で、ファンも見ている。1年に1度、きょう見に来ているファンもいるかもしれない。そういう状況の中で、何もできないピッチャーを投げさせるわけにいかないんで交代しました」と明かした。
西日本新聞社