ネタニヤフ首相らに逮捕状 G7外相会合で協議 米国は反発…バイデン大統領が異唱える
■G7各国の足並みはそろわず
イスラエルのネタニヤフ首相らに出されたICCによる逮捕状への対応、G7各国の足並みはそろっていない。 イギリス・フランス・イタリア・カナダの4カ国はICCの決定を尊重する立場だ。 ドイツメディアによると、ドイツは一時態度を保留していたが、ベアボック外相はG7外相会合期間中、記者に対し「法の上に立つ者はいない」と支持に含みを持たせる発言をしたということだ。 一方、ICC非加盟国のアメリカは強く反発している。
■岩屋外務大臣「ICCの独立性を尊重」
では、日本のスタンスはどうなのだろうか。現在のICC所長は日本の赤根智子氏で今年3月に日本人では初めて所長に選出された。 また、日本はICC最大の分担金拠出国でもある。去年の予算に対する拠出額はおよそ37億5000万円。ICCにとって日本の存在はかなり大きいと言えそうだ。 G7外相会合後、岩屋毅外務大臣は「国際法上の義務の完全な順守へのコミットメントを再確認した。我が国はICCの独立性を尊重している。捜査の進展を重大な関心を持って引き続き注視をしていきたい」と話し、明言は避けた。 (「大下容子ワイド!スクランブル」2024年11月27日放送分より)
テレビ朝日