アーセナル、新年初戦で逆転勝ち!敵地でブレントフォードを下し2位浮上
現地時間1日、イングランド・プレミアリーグは第19節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルは敵地ジーテック・コミュニティ・スタジアムでブレントフォードと対戦した。 公式戦3連勝で2024年を終え、新年初戦で4連勝と行きたいアーセナルだが、ハヴァーツが体調不良により欠場。前線はジェズス、マルティネッリにヌワネリを先発させ、中盤ではウーデゴールとトーマス、メリーノが並び、左サイドバックにはルイス=スケリーではなく公式戦8試合ぶりとなる先発のカラフィオーリが起用された。 13分、中盤でウーデゴールのパスを奪ったダムスガードが右のムベウモに展開すると、ペナルティーエリア右からカットインしたムベウモが左足を振り抜く。対峙したカラフィオーリのブロックを掻い潜り、抑えの利いたシュートがゴール右隅へと決まってブレントフォードが先制する。 先制を許したアーセナルは、さらに17分、ティンバーが遅れたタックルでイエローカードを受けて次節出場停止と、手薄な最終ラインにとって痛手となった。 28分には、GKラヤが正面のシュートをまさかのファンブル。そのままゴールに転がっていくが、素早くリカバーしたラヤがかろうじて搔き出した。 すると直後の29分、ゴール前の混戦からトーマスのシュートのこぼれ球をジェズスが頭で押し込み、アーセナルが同点に追いつく。押し込んだアーセナルの波状攻撃を前に、ブレントフォードは何度か奪うチャンスがありながらもクリアしきれなかった。 1-1のまま迎えた後半、アーセナルが得意のセットプレーから逆転する。50分、右CKのこぼれ球をジェズスがボレーで押し込むと、これもDFにブロックされたものの、ゴール前のメリーノが目の前にこぼれたボールを難なく押し込んだ。 さらに53分、右サイドで仕掛けたヌワネリのクロスのこぼれ球を拾ったマルティネッリが、落ち着いたトラップから右足ボレーでゴール右へと沈め、アーセナルが3-1と突き放した。 苦しい状況となったブレントフォードは75分、ノエルガード、ファン・デン・バーグ、ウィッサ、ダムスガードに代えてマティアス・イェンセン、キム・ジス、シャーデ、パリスマゴーマを投入。一方のアーセナルも78分にカラフィオーリ、ヌワネリ、メリーノを下げてトロサール、ライス、ルイス=スケリーを投入して試合を終わらせにかかる。 ブレントフォードがボールを持つ時間が長くなる中、88分にウーデゴールを下げてジョルジーニョ、さらにはジェズスに代えてジンチェンコを投入したアーセナルがアディショナルタイムの4分間を含めてブレントフォードにチャンスを与えず。キッチリと2点のリードを守り切ったアーセナルが逆転勝利で新年初戦を飾り、2位に浮上した。 ■試合結果 ブレントフォード 1-3 アーセナル ■得点者 ブレントフォード:ムベウモ(13分) アーセナル:G・ジェズス(29分)、メリーノ(50分)、マルティネッリ(53分)