アマゾンが鹿児島市の配送拠点を初公開 24年9月から運用中 注文翌日の配送や「置き配」も可能に
鹿児島テレビ
一部の商品は注文翌日の配送も可能になりました。 流通業の世界的大手アマゾンが、2024年9月から鹿児島市で運用している配送拠点「デリバリーステーション」が報道陣に公開されました。 田中慎介記者 「出発エリアと呼ばれる場所からトラックが次々と出ていきます。ここから鹿児島市や日置市などに荷物が配送されていきます」 2024年9月から鹿児島市南栄で運用が始まった、アマゾンの配送拠点、「鹿児島デリバリーステーション」です。 九州では6つ目の施設となるこの配送拠点が20日、報道陣に公開されました。 施設は延べ床面積5300平方メートルで、配送エリアは鹿児島市、日置市、姶良市の大部分。 1日に数千個、ピーク時には数万個の商品を取り扱うということです。 施設の運用により、取り扱い商品のうち、対象の700万種類以上の商品については、注文翌日に配送ができるようになったほか、あらかじめ指定した場所に荷物を置く、いわゆる「置き配」にも対応できるようになったということです。 アマゾン・辻高孝シニアリージョナルリーダー 「(デリバリーステーション開設で)お客様の声をより近くで聞ける状況ができた。これからも真摯にお客様の声を聞いて、より良いサービスができるよう改善に努めていきたい」 この施設から商品を配送するのは、鹿児島の配送業者や個人事業主です。 こちらの知識佳穂理さんはタクシー運転手から配送業に転身しました。 運送業・知識佳穂理さん(35) 「運転自体が好きなので、運転つながりで探したのが配達だった。自分の時間に合わせて仕事が組めるのでやりやすく自分に合った仕事。置き配ができるので、何度も行く負担が減って助かっている」 アマゾンによりますと、デリバリーステーションの開設によって、鹿児島では200人以上の雇用の創出につながったということです。
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