【マイラーズC】前走GⅠ組不振で非重賞組に重い印 割引データなしのニホンピロキーフに託す
中山記念組を信頼したいが……
マイラーズCのデータをまとめてみよう。 【好走率アップ】 A「中山記念組」 【好走率ダウン】 B「6歳馬」 【勝ち馬なし】 C「7歳以上」 D「前走7着以下」 E「前走6番人気以下」 F「前走でコンマ5秒差以上の負け」 【連対馬なし】 G「前走がGⅠ(海外含む)、ダービー卿CT、六甲S(L)」 H「「中2週以内」 今回のプラスデータは、A「中山記念組」だけ。4頭中3頭が勝っているかなり強いデータで、多少のマイナスデータには目をつむりたいと書いた。今回の登録馬ではソーヴァリアントだけが該当するのだが、これがB「6歳馬」D「前走7着以下」F「前走でコンマ5秒差以上の負け」という、3つのマイナスデータに該当する。この3つは少ないながらも連対馬は出ている。 ただ、中山記念組で過去に勝った3頭を今回のデータに当てはめてみると、ひとつもマイナスデータがなかった。さすがに本命にするのは抵抗がある。とはいえ、唯一のプラスデータ持ちをノーマークにするのもどうかと思うので、印は入れておきたい。 次にいいのはマイナスデータを1つも持っていない馬だ。それがトランキリテとニホンピロキーフの2頭。トランキリテはリステッド、ニホンピロキーフは3勝クラスを経由しての出走。リステッド組はこれまで24頭が出走して2着が最高着順。対して3勝クラス組は、6頭が出走して勝ち馬が1頭いる(22年ソウルラッシュ)。ここは1着馬が出ている方を重視して、◎ニホンピロキーフ、◯トランキリテとしたい。 続いて連対馬が出ていないデータのG「前走がGⅠ(海外含む)、ダービー卿CT、六甲S(L)」、H「「中2週以内」に該当する馬を除外。残った馬でマイナスデータが1つだけしかない馬に絞ると、エアロロノア(Cのみ)、コレペティトール(Eのみ)、スパイダーゴールド(Fのみ)の3頭となる。 このうち、マイナスデータでまだマシなのは、連対率が8.1%あるC「7歳以上」。逆に、E「前走6番人気以下」は、連対率が1.5%しかない。よって、▲エアロロノア、△スパイダーゴールドの順番とし、コレペティトールはノーマークにしたい。 ◎ニホンピロキーフ ◯トランキリテ ▲エアロロノア △スパイダーゴールド ×ソーヴァリアント 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 4月に入って、さらに仕事が忙しくなったように感じます。これは、仕事量が増えたのか、それとも、若いころに比べて処理速度が落ちたのか。答えは両方なのですが、後者の比重が高い気がしてなりません。
門田光生