<男子バレー>「石川 柳田で勢いを」清水邦広らのリオへ懸ける思い
清水「奥さんのライブを見て勇気」福澤「覚悟が僕にはある」
■清水邦広「奥さんのライブを見て勇気づけられた」 8年前は(北京五輪に)行ける気しかなかった。4年前は直前にけがをして手術してすぐ復帰という状況で自信がなかった。今回は8年前に近いような状況の中で自信を持ってやれる。自分たちのバレーをすれば切符は取れると信じて。少しでも不安があったりマイナス思考になったら負けてしまう。どんな状況になっても勝つんだという気持ち、最後まで諦めない気持ち、オリンピックに行くんだという強い気持ちで戦いたい。マークがきつくてつぶされる選手が出てくる、自分もそうなる可能性はある、そんなときには違う選手が出てまたかき乱せばいい。総力戦。全員で力を合わして戦えばうまくいく。 この前、休みが重なって奥さんのライブに行くことができて頑張っているのを見て元気をもらった。勇気づけられた。奥さんが全日本の試合を観に来たときは負けてないんです。「勝利の女神来たったで」そんな言い方はしないけど、今回も来てくれるので頑張りたい。 トップと近いサーブ力はあるから、サーブで攻めて日本らしい「粘り強いバレー」をする。僕自身も技術的に成長している部分があるので、周りを見ながらブロックにわざと当てたり、スイングを速めて抜いたり決めていきたい。 男子バレーがこれだけ注目されているのにオリンピックに行けなければまた低迷させてしまう。人生の2択、運命の分かれ道、チャンスをつかみきりたい。楽しみな石川や柳田ら若手のためにも、東京五輪のためにも彼らに五輪を経験させてあげたい。 ■福澤達哉「覚悟が僕にはあると思うので、強みに」 僕のバレー人生はオリンピックというものを軸に動いてきた。北京五輪に初めて出させてもらってから頭の中には常にオリンピックがあって、ロンドンで出場を逃した後も、どうやったら次は出られるか、どうはい上がってこられるか、その気持ちだけを頼りにやってきた。チャンスをもらえたのでまた挑戦したい。僕自身うまい選手ではない。石川選手や柳田選手らスキルを持った選手がいる中で、気持ちの部分、いろんな経験をしたことでの覚悟が僕にはあると思うので、そこを強みにしてコートの中で出していきたい。OQTは総力戦。速い攻撃でリズムを変えられるようにパイプやレフトの平行で持ち味を出して戦いたい。