【阪神】豊田寛マルチ安打に恩師・門馬敬治監督「プロで1軍に上がれなくても我慢強かった」
<日本生命セ・パ交流戦:オリックス0-5阪神>◇13日◇京セラドーム大阪 虎に救世主だ! 阪神3年目の豊田寛外野手(27)がオリックスとの「日本生命セ・パ交流戦」で、関西ダービー3連敗を阻止するマルチ安打を決めた。 【写真】2年ぶりスタメンで2安打の豊田寛 2年ぶりのスタメン7番で2回にプロ初安打を放つと、4回には23イニングぶり得点の口火を切る左中間二塁打。5得点快勝を演出し、貧打にあえぐチームを救った。負ければ再び貯金0だったが、セ首位の広島との2差をキープ。14日からの交流戦ラスト、パ首位のソフトバンク3連戦も頼むぞ。 ◇ ◇ ◇ 豊田の東海大相模時代の恩師で現創志学園の門馬敬治監督(54)が教え子の活躍を喜んだ。試合は視聴できなかったが「いただいたスタメンの機会で2打席連続で結果を出すのは僕としてもうれしい」と目を細めた。高校時代の話を交え「ケガが多く、表に出るタイプではなかった」とし、「プロで1軍に上がれなくても我慢強かった。これは彼が1歩1歩地に足をつけた本当の我慢強さと、諦めない力ですね」とたたえた。もう1人の教え子の名前を出し「豊田は森下に負けていられないでしょうね」とさらなる飛躍を願った。