毎日の夕食を「魚料理」にしたら1ヶ月の食費はどうなる?肉料理にかかる費用と比べてみた
1日1食魚料理を食べた場合の1ヶ月の食費
では、実際魚料理を毎日食べると1ヶ月いくらくらいかかるのかについて解説します。表2では、1日1食魚料理を食べた場合と、肉料理を食べた場合の1ヶ月(30日)あたりの費用を比較してみます。
出典:農林水産省「大臣官房政策課食料安全保障室『食品価格動向調査(魚介類)』による全国平均小売価格」「大臣官房政策課食料安全保障室『食品価格動向調査(食肉・鶏卵)』による全国平均小売価格」を基に筆者作成(単位:円/100g) この数字は、魚と肉のみの価格となっており、調味料やそのほかのメニューの費用は含まれていません。三人家族で、1日1回まぐろを100gずつ食べた場合、まぐろの費用だけで、およそ4万5000円(1万5000×3)となります。 もしも、鶏肉を同様の条件で1ヶ月間食べたとすると、1万2600円(4200円×3)となり、まぐろ一人分の費用よりも、安く済みます。 なお、総務省統計局が発表している「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、二人以上の世帯の食費は、1ヶ月あたり8万6554円であることが分かります。つまり、1日1食まぐろを食べるだけで、月の食費の半分以上を使ってしまう計算です。 毎日、価格の高い魚を食べることで食費が高くなってしまうため、缶詰や練り物などの加工品を使う、比較的安価な魚を取り入れるなど、工夫が必要になるでしょう。
毎日魚を食べた場合の1ヶ月の食費は1万5000円。バランスのいい食事を心掛けよう
1日1回、100gのまぐろを食べた場合、1ヶ月のまぐろのみの費用は、およそ一人あたり1万5000円です。ほかにもさまざまな食費がかかることを考慮すると、高額な魚を毎日食べることは、予算的に難しいと感じる方もいらっしゃるでしょう。 食費が高くなりそうなときは、はんぺんなどの加工品や缶詰をうまく使って、費用をおさえることもできます。 魚料理だけでなく、バランスのいい食事を心掛けることもポイントです。野菜や肉類なども使って、健康にいい食事を心掛けましょう。 出典 農林水産省 大臣官房政策課食料安全保障室 ・「食品価格動向調査(魚介類)」による全国平均小売価格 ・「食品価格動向調査(食肉・鶏卵)」による全国平均小売価格(平成27年10月~令和元年6月) ・「食品価格動向調査(食肉・鶏卵)」による全国平均小売価格(令和元年7月~令和6年4月) 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要(5ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部