ガザ紛争死者、7割が女性・子ども 生まれたばかりの乳児も=国連
[ジュネーブ 8日 ロイター] - 国連人権高等弁務官事務所は8日、パレスチナ自治区ガザ紛争で確認された死者の70%近くが女性と子どもだったと発表し、国際人道法の基本原則に対する組織的な違反だと非難した。 国連によると、ガザ紛争勃発後7カ月間の死者は8119人。パレスチナ保健当局が発表した13カ月間の4万3000人余りよりかなり少ないが、女性と子どもが大部分を占めるという点では一致する。 国連人権高等弁務官事務所によると、最年少の死者は生後1日の男児で最高齢は97歳の女性。子どもは全体の44%で、年齢別では5─9歳が最も多く、次いで10─14歳、4歳以下と続く。 一度に5人以上死亡する事例が88%を占め、イスラエル軍が広範囲に被害をもたらす武器を使用していることを示すと指摘した。